心に残ったのは、温かいHugでした。<vol.10>

私が一番印象に残っているのは、村井純先生が出てくださった回です。日本のインターネットの父です。このブログ読んでる方で知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、この業界のTOPに鎮座していると表現しても過言ではないと思っています。

そんな素晴らしい方に出演いただけるようになったTechLIONは、本当にすばらしいイベントだと誇りに思っています。MCをはじめとするスタッフおよび関係者およびスポンサーさまたち、並びにお客さまに、もう感謝しきれなくらいの有難い気持ちと、仲間意識を感じております。ちょっと書いてて興奮気味なのです、すみません。

20回目を迎えるにあたって、過去のイベントはどれも素晴らしいですし、1つに絞らなければならないなんて、八方美人(見た目は美人と形容し難い)の私の性格からして大変難しい選択ではあったのですが、ここはもうエゴもろ出しで、自慢できる内容にしてやろうとたくらんだのでした。おほほ。

●サイン本GET

本にサインもらった

この写真も本も、一生の宝物です。生きててよかった。ハレルヤ! \(^o^)/

●某岩波書店 と 物理学者の名言

WIDEネットワークは大学間の通信でしたが、初めての外部(民間企業)への接続は岩波書店でした。

NOCとは、ネットワークオペレーションセンターの略ですが、そのNOCとなったのが出版社だったそうなのです。

某大学教授の名言、外部に接続するために岩波をさらっと提案したら、

「岩波ならいいよ、だってアカデミックだもん。」

(民間企業なのに)大学の先生と交流が深かったため、ネットを繋ぐにふさわしい機関(民間企業だけど)として最初に選ばれたそうなのです。当時、専用線は不気味だったそう。このエピソードはMC含む会場一同へえぇぇっとなりました。
そして、物理学者で、特許もたくさんお持ちの後藤英一さんの名言

「電子メールよさようなら、FAXよこんにちは」

この言葉は後藤さんが村井先生に放った言葉です。
電子メールはUNIXや回線を触っている技術者には理解してもらえていたけれども、当時は賢者であって、世界的にも権力のある偉い人(しかも実家は超絶資産家らしい)でも、ネットを理解してもらえなかった。それが村井先生には衝撃だったそうです。

そこで、

「社会に受け入れられるものを作ろう」

と思ったそうです。

これは、忘れてはならない大切なお言葉ですね。うん。本当に。再確認です。

●ハグ

村井先生に別れ際にハグをお願いしたら、ハグしてもらえました。ハレルヤ! \(^o^)/
あの温かさ、一生忘れません。

●来場者のブログ

村井先生がいらしゃるということで、TechLIONに初めて来た、という方もいらした模様。
この回はたくさんブログに書いてUPしてくれていたと記憶しています。

●ビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=LHdurRw5hYg
閲覧者数が少ないですが、Ustアーカイブから引っ越ししたばかりなのでそれが理由です。

●収録記事、紙媒体もあるよ。

村井さんの出た回の再録記事があるのは、USPMAG vol.7 です。ラッキー7!

弊誌(現在はシェルスクリプトマガジン)は少部数で発行しているので、在庫残りわずかです。是非記念にどうぞ。

●その他情報はこちらから

http://techlion.jp/vol10
http://techlion.jp/history

ハグしてもらったとか、サイン本もらったとか、事務局なのに、エゴ丸出しで本当に本当に申し訳ないです。

来場者に心から楽しんでいただけるよう地味な作業も手間な作業も喜んで引き受け今後もより一層がんばりたいと思います!!!

●次回お申込みはこちらから

https://techlion.doorkeeper.jp/events/20284

出演者が確定しました!
http://techlion.jp/vol20

来週のブログ担当は、第二シェル書籍を執筆中という噂のブラックエンジェル上田さんです!
シェル芸セカンドブーム到来か。

よろしくお願いいたしやす!

Vol.10報告(2/2)―エンジニアとは「好きなことをやる人」のことだ

こんにちはUSP MAGAZINEの取材班 まつうらです。村井先生セッションの前半戦レポートはいかがだったでしょうか。お読みいただいて、このイベントの方向性やノリが伝われば幸いです。(まだ読んでいない方は是非)

今回は先週に引き続き、11/16(金)に開催しましたTechLION vol.10のレポート(後半戦)をお届けします。当日の模様を録画した動画もありますので是非あわせてご覧ください。

■後半戦、ITサファリパーク

村井先生も司会に回ってゲストを迎え撃つ
今度は村井先生も司会席に回り、ゲストを迎え撃つ

さて、後半戦のはじまり。今回はvol.6と同じく「ITサファリパーク」です。

これは、サファリパークに来たかの如く、次々に登場する今注目の若きITエンジニア達と対談していくセッションです。前半戦で語る側だった村井先生も左写真のようにしてコメンテーターとして司会側に回り、愉快にトークしていきます。(司会側に回ったはずが、司会にツッコミを入れられるシーンも→上記動画の35:17あたりから)

今回招かれた3人のエンジニアの皆さんも、仏具を磨くのが趣味だったり、一人一人が世界各地域に分散しながら働く会社で仕事をしていたり、自宅の風呂が主な仕事場だったり、と非常にユニーク!そして、自由でアクティブ。では、いきましょう。

#1 片山暁雄さん―AWSは「一家に一台成型機」を実現した

片山暁雄@アマゾンデータサービスジャパン さんお一人目は片山暁雄アマゾンデータサービスジャパン さん。AWSのサービスを提供する仕事の傍ら、そのユーザーコミュニティーであるJAWS-UGでも精力的に活動されています。それと、個人なのにナゼか#ヤマンというハッシュタグが付けられているそうですよ。

まずは自己紹介ということで、小学生の頃の話から(どういうわけか、TechLION出場者って小学校まで遡って話し始める方が多いです)。……ひたすら仏具を磨いていたそうです。「この真鍮のテカリが~」とか「これが世界だ!」みたいな感じで。やがて趣味が高じて大学は金属工学科、卒業後は南京錠を製造する会社へ。ところが配属されたのは鍵は鍵でも車のドアの取っ手部分、樹脂(=非金属)だったそうです。

非常に残念な思いはしたものの「それでも技術は磨きたい!」。製造現場の樹脂成型機を好きなだけ弄りたかったものの、適いませんでした。動かすのも原材料もタダではないからです。自由に技術を磨ける場を求めてIT業界へ!そこでやがて巡り合ったのがオープンソースの世界とAWSだったといいます。

AWS上には何でもあります。独り占めできるホストは勿論、ロードバランサーCDNなどなど。しかもパソコン一台用意するだけで誰でも弄れるのです。さらに、使った分だけ課金なので膨大な初期費用も不要。こうしてまた一つ、技術が個人の手の届く高さに降りてきたという意味で革命的な出来事です。

そんな環境が手に入る時代、ユーザーグループの存在はますます重要になってきました。AWSには様々なソフト・ハードがありますが、Amazon自身が活用法を全て網羅しているわけではないからです。各分野に詳しいユーザーと、一緒になって新たな活用法やノウハウを積み上げていく必要があります。そんなこともあり、2009年にJAWS-UGというユーザーグループを立ち上げ、3年経った今年、気がつけば国内24支部になり、世界的に見ても活発なコミュニティーになっていたそうです。

まさに「一家に一台成型機」の精神ですね。JAWS-UGの盛り上がりは、そこに共感する人々の多さを物語っているように思います。

#2 高野直子さん―分散して働くことでわかったことがある

高野直子@Automattic さん続いて登場したのは高野直子Automattic さん。以前はマクラケン名義で活動されていましたが、直子さんといえばWordCamp等、WordPressに関する活動でご存知の方も多いのではないでしょうか。直子さんのトークで特に興味深かったのは勤めている会社と、肩書き、そして働き方でした。

所属されているAutomatticという会社。WordPress等のオープンソースソフトウェア開発への貢献やホスティングを主な業務としている社員130名程の会社なのだそうですが、社員一人一人が世界中の各地域に分散して働いているのです。(会社案内ページの一番最後にその様子が……)何故この形態がとられたかと言えば「この仕事に適したスキルを持つ人が世界中でオープンソース活動しており、一国で人を雇うより、彼らを雇う方がメリットだったから」といいます。

また、直子さんの持つ肩書き「ハピネスエンジニア」。実のとこと具体的に何をしなければならないかということは全く決まっていないそうです。今は日本のユーザーにWordPressを使ってもらうための翻訳や国際化、サポート、それにWordCamp等のコミュニティー活動などをされているそうですが、ゴールは「ユーザーを幸せにすること」であり、それらの業務が目的ではないといいます。

こういう非常に自由なスタイルで仕事をしている中で見えてきたこと。それは、当たり前のように聞こえますが「コミュニケーションがいかに重要か」ということ。普段から社員同士が離れて仕事をするため、いかにコミュニケーションをとるかということも重要なテーマ。例えば以前、社員同士のやりとりツールとしてTwitter等を使っていたものの、自分達が求める要求をいまいち満たせていないと感じ、ついにはWordPressのテーマという形で独自に作ってしまった程だそうです。これも、離れているからこそわかることだといいます。

またコミュニティー活動に関わる中で、先程のJAWS-UG同様、やはり日本のコミュニティーの強さを実感したそうです。イベントなどはっきりした目標があると皆一丸となってやるぞという雰囲気で。そもそもWordCampが一カ国で年何回も開かれ、その度に数百人以上集まる日本は珍しいケースなのだそうです。

半分ノマドワーカーやってる筆者からしてもその働き方はとても魅力的です。そしてこういう働き方であるほど、コミュニケーションの重要性が人一倍見えてくるものなのだなあと思いました。

#3 増井雄一郎さん―全てを失っても仕事のできるエンジニアに

増井雄一郎(masuidrive)@FrogApps本日後半戦の最後は増井雄一郎(masuidrive)FrogApps さん。紹介するにあたって所属(@~)を記してみたものの、増井さんがトークで話していた目標や生き方からするとあまり意味がないのかもしれません。テーマが「どこでも生きていけるエンジニアを目指して」だったのです。(→当日の資料(マインドマップ)

masuidriveこと増井さんといえば、風呂でプログラミングをする「フログラミング(風呂グラミング)」或いは「フログラマー(風呂グラマー)」として有名です。が、それは純粋に風呂が好きだからというのみならず、エンジニアとして生きていくうえでのある戦略であることも窺い知れました。

増井さんはRubyの他、PHP、Java、C/C++/ObjectiveCなど実に多様な言語を使うほどに技術に対する好奇心が旺盛で「ほっとけばやっている」ものの、そうやって多くの技術に興味を持つ故なのでしょう、「飽きっぽい」そうです。つまりやりたいことが次から次へと現れては移っていくことに。それ故に個人的な目標は、いかにして好きなことして暮らしていけるかであり、常にそのことを考えているそうです。

そんな自分のこれまでを振り返ると何をしてきたか。色々話をされていましたが、オープンソース活動に携わったり(その一つが有名なPukiWiki)、人々の興味を引くブログをつけたり、作りたい物リストを公開してみたり(それを見た企業の誘いで実際に製品を作ったことも)など、オンライン的手段を上手に活用したそうです。(フログラムもその一つ)そうやって知名度を上げることで自分の技術を買ってくれる人を探して大事にし、「自分が今持っているものを全て失ってもすぐ仕事ができる下地」を築いてきたといいます。

「今後は海外でも仕事ができるようになりたい。なぜなら自分のやりたいことがニッチになればなるほど、国内の需要に重ねることが難しくなるから」

最後はそう語っていました。「やりたい事だけやるなんてそんなの甘いよ」などと思うかもしれません。しかし、その欲求を忠実に守るため、しっかりとした戦略を描き、実践していることはむしろ素晴らしいと思いましたし、羨ましいです。ちなみに、村井先生から「あのさ、海外で『フログラミング』ってなんて説明するの?」って質問を受けた際「ちゃんと説明したんですが、何人かに『ハードコアだね』って言われました」と返していたのが面白かったです。

エンジニアって「好きなことをやる人」のことだよ

今日の3人がこうしてとても生き生きとしたエンジニアライフを送っている様子を聞き、村井先生がこう言いました。

エンジニアの定義って何だと思う?……好きなことをやるのがエンジニアなんだよ。 さっきの「ハピネスエンジニア」ってのそうなんだけど、今日のゲストみんなハッピーでしょ。法林さんもツッコミばっかりやってるからハッピーだよね(笑) 日本が世界にどれだけ貢献できるかってのも、やっぱり「どれだけ好きなことをやれるか」だと思う。
(中略)
それとね。このあいだ山中さんノーベル賞とったけど、俺サイエンティストとエンジニアにはそう敵はいないと思うんだ。それ以外は大体何やっても敵がいるんだよね。だからこの2つは結構ハッピーだと思うんだ。

残念ながら実際のところ、ハッピーなエンジニアライフを送れていない人々は今も多数います。しかし先生が言わんとしている内容、わかります。自ら幸せを感じられるような成果を上げることこそがエンジニアの仕事なんだと、私は受け止めています。また、サイエンティストやエンジニアは、それが許される数少ない、恵まれた職業なのだと。

このTechLIONというイベント。そもそも「ハッピーなエンジニアライフを送るにはどうすればいいか」これを皆で探っていくイベントだと思っています。そのために、今輝いているエンジニア達を招き、彼らの話からそのヒントを得られれば……。多くのエンジニアがその答えに辿り着けるよう、私達はこれからもTechLIONを開催していきます。

■今年も一年ありがとうございました

今回のvol.10に参加していただいた皆様、そして今年も一年、TechLIONを応援し、支えてくださった皆様に心より感謝を申し上げます。

最後に毎回恒例の出場者記念写真を添えて、vol.10レポートの締めくくりとさせていただきます。(マウスを重ねるとファイティングポーズ!)

皆様ありがとうございました。
そして……、

来年もやるよ!来年もよろしくお願いします!!

vol.11のお申込みはこちら

Vol.10報告(1/2)―Jun Murai、インターネットの父である前に一人のUnixマニアだった

おはようございます。USP MAGAZINE取材班 松浦です。さてお待たせしました。今回、次回と、公式ブログによるTechLION vol.10レポートをお届けします。場所や日時の問題で参加できなかったという皆様は勿論、参加された皆様も、読みながら当日の熱いステージの記憶を呼び起こしてください。

今回は有志のご協力により、本格的なUstream中継(前半63756″>後半)もしてもらいましたので、併せてご覧ください。(忙しい方はラジオのように聞き流しながら作業するのがオススメ!)

■ちょっとだけ試合前のこと

本日のメインゲスト、村井純先生がどんな話をされたかというのが、多くの方の関心事だと思います。が、まあちょっとだけ試合前(TechLIONにおいて「試合」とは「本番」のこと)の話をさせてください。「有難い話が聞ける」というだけじゃないんです、TechLIONは。

それは、受賞したばかりの日中韓OSSアワード特別賞のタテだった
先日受賞したタテだった
それ何置いてるんですか?法林さん。
司会席に何か置いてる!

いつものようにスタッフ総出で会場準備をしているとステージ上で、法林GMが司会者席に何やら置いてます(→写真) 何だろうと思って見てみれば、先日受賞した日中韓OSSアワード特別貢献賞のタテ(→さらに写真)。

……いやぁ、OSSに貢献した男というのはわかりますが、そこに置きますか!? そして試合中ずっと置きっぱなし。でも、このタイトルをもってして村井純ら4人の手強いゲスト達と対戦するぞ!という、いわばプロレスにおけるチャンピオンベルトなわけです。あのベルトというのも、試合を盛り上げる重要なアイテム。そう、TechLIONというイベントは、あの臨場感なのですよ。

村井純をもレスラーにしてしまうTechLION。こんなドリームマッチが開催される現場を是非観に来てほしいですね。

■前半戦、村井先生“Unix and me”

村井先生も準備OK!「さぁ来い!司会者達よ」 ではvol.10の前半戦、日本のインターネットの父こと、村井先生との対戦の記録をレポートします。

かんぱーい!と会場の全員で掛け声かけて、グビっと一飲み。さあ、試合開始!

本当は試合らしく法林GM&馮Pとの掛け合いをリアルに伝えたいところですが、スペースに限りもあります。なので泣く泣く、先生が披露された話を時系列順にまとめてお送り致します。

≪Unix and me≫

題目はUnix and me。邦題は「UNIXとインターネットだぁ!」。原題となんかちょっと違う気もしますが、むしろ「だぁ!」のあたりなど、トークの雰囲気をよく言い表した名訳です。以下この節は、村井先生が発した試合中のセリフ形式でお送りします。

OSを理解し、Unixに出会う

今日一番話したかったのは“Unix and me”というテーマ。俺が研究室に入った頃(著者注:先生の経歴によると1980年前後)にはPDP-11/10というマシンがあって、最初にさせられた仕事が「OSのソースを書け(リバースアセンブルして改造)」だった。PDP-11には最初RSX-11っていうOSが載ってたんだけど、見ているうちOSというものがわかっていった。ビットパターンを見ているだけで命令がわかる程にね。

その頃7th Edition2BSDと呼ばれる、UnixというOSが現れた。Unixとはハードウェアベンダーが作ったOS部分を乗っ取るような存在。ベンダーがベストチューンしたOSより大抵遅いんだけど、その代わり自由が手に入った。ここがUnixで俺が一番好きだった発想なんだけど、即ちユーザー主体のプラットフォームという考え方が出来上がった。それで、この7th EditionにはUUCP(著者注:主に電話回線によるコンピューター接続)のコードが埋め込まれていた。

新しいことへのリスクは、大学がとるべき

LTEで70Mbps出るから光ファイバーなんてもう要らないですよ!と言い放った相手に「ウソつけ」と思いながら脳裏によぎった過去の名言
LTEで70Mbps出るから光ファイバーなんてもう要らないですよ!と言い放った相手に「ウソつけ」と思いながら脳裏によぎった過去の名言。IPアドレス枯渇問題も同じこと。
(本文中とは直接関係ありません)

84年くらい。時代はまだ、電話回線にコンピューターを繋ぐのがイリーガルで、モデムも500万円くらいした頃。こっそりこれ(著者注:UUCPを使ったコンピューター接続。やがてJUNETと呼ばれるものに)の研究をしていた。「村井先生、やってるのそれ、何ですか?」との問いに「これは研究だ」と答えながら。

悪いことをしようと思ったら……あ、違った!新しいことをやろうと思ったら大学でやんなきゃいけない。社会が新しいことに挑戦するためのリスクを取るのは大学の役目だと、俺は思ってる。というわけで、企業の人は大学にお金を払って新しいことをすべきだと思うんだけどね(笑)

しかし情報処理学会でJUNETの説明をしたら、「電子メールは重要だと思うけど、村井、それは、地下でやれ」と言われた。当時いた東工大でも

「東工大では研究として認めません」
「研究なのに、なぜこれを認めてくれないんですか?」
「東大でやってないからですよ」

と言われた程。「へぇ~~~、そーなんだ~♪」と思って、その時丁度東大からも声が掛かってて「僕、東大にいきま~す」って言って行ったんだけどね。だからコンピューターを専用線で繋ぐWIDEプロジェクトってのは東大で始めたわけ。

人と社会に受け入れられてこそのソフトウェア

後藤先生に言われた一言
後藤先生に言われた一言

東大へ行ったその頃(1986年)には、JUNETって100組織くらいが繋がってた。北大から九大まで繋がってて全国制覇!ってね。だから関係者の間では既に「ミスター電子メール」くらいのちょっとした有名人になっていた。

ところがその勤め先(東大)のセンター長で後藤英一っていう偉い先生がいたんだけど、ある日「村井君、村井君、これ見てごらん」と呼び出され、部屋にあったFAXを見せられながらこう言われた。

電子メールよさようなら、FAXよこんにちは

電子メールはキーボードから一生懸命文字を打つのにFAXだと手で書いた文字がそのまま送れることに気が付いた先生の一言だった。

「俺は一部の世界では認められているけど、この人には認められていないんだ」マーケットとして捉えた時、口説くべき相手は誰なんだろうとこの頃から考えるようになった。ソフトウェアって、いいものだから認められるのではなくて、人と社会に受け入れられるから認められるんだよね。

岩波書店にIXを置いた理由とは?

(著者注:1989年頃の話)専用線を使ってコンピューターを繋ぐということにはやっぱり抵抗をもたれていた。(著者注:NTTなど民間企業の設備であるため)「民間企業を繋ぐなんてとんでもない!」と。しょーがないので岩波書店に設備を設けることにした。

岩波だって一民間企業でしょって思うでしょ?ところがこれまたオカシなものでさ。岩波って先生方が(出版で)よくお世話になる企業だから、親近感を抱いちゃうのね。だから

「岩波はいーよ。だってアカデミックだもん!」

って言わせて説得に成功した時は「やったー!」って思った。それで岩波の中に場所借りてさ、そこをハブ(IX)にして大学間を繋いだわけ。(著者注:参考→WIDEヒストリー及びNSPIXP

グローバルインターネットはどこから来たか知ってる?

インターネットの本格的な始まりは間違いなく4.2BSD
インターネットの本格的な始まりは間違いなく4.2BSD

去年、バークレイで、「グローバルインターネットはどこから来たか知ってる?」って話をしてさ。「4.2BSD、ココだよ」みたいなこと言ったんだよ。俺もこのあたりの頃から(BSDを作ってた)CSRGの連中と一緒にやってたんだけど、この4.2BSDにDARPATCP/IPが実装されて、間違いなくここからインターネットが本格的に広まったんだよ。それまで世界の研究機関に広まっていた4.1BSDを4.2にバージョンアップするだけでTCP/IPが動き出したんだから。

この時バン・ジェイコブソンさんってヤツが、パケットの経路を暴き出すtracerouteっていうけしからんツールを発明してこれが大流行。そしたら世界中のあちこちでバッタバッタとネットワークが落ちた。どうやら4.2BSDが抱えるICMP(TTL)処理のバグにあったということが解ったんだよね。でもそれは、当時みんなその4.2BSDのソースコードを読んで自分の環境用の実装を作ってたわけで、みんなが4.2BSDをリファレンスコードとして忠実にその作法を守ったということなんだけど。

4.2BSDの熱狂を再び起こせ!

やがてIPv6の仕様を作った時、これを普及させるためには4.2BSDと同じことが起こらなきゃダメだと想像できた。でもそう思った92年頃、CSRGには実質的に誰も残ってなかった。爆発的に広まりつつあったインターネットをビジネスにするのでみんな忙しくなっちゃってて。「BSDに関わっててまだ大学に居るヤツって誰ー?」って世界中見回すと、「え、俺だけ!?みんな大金持ちで俺一人が貧乏?」そんな感じ(笑)。

じゃあどうしようか……?それじゃ俺たちがやんなきゃ!って言ってやり始めて、それがやがてKAMEになってv6のリファレンスになっていった。

≪村井先生はネットワーク屋の前に、Unixマニアだ!≫

私が先生のトークを観戦して抱いたのは、インターネットの父である以前にこの人もまた一人のUnixマニアだったんだ、という思いでした。日本ではとかくインターネットの父として語られますが、それはまだコンピューターネットワークが未開拓だった日本において、UnixのソースコードにあったUUCPTCP/IPのコードを動かしてみたい、そんなマニア心が原動力だったのではないかと。

トーク中、「某バージョンのBSDなんて目を瞑ってviできた」や「寝ながらカーネルデバッグできた」に始まり、コンピューターやUnixをしゃぶり尽くしていた話が次々と語られ、次第にそうとしか思えなくなりました。Unix哲学に強い影響を受けながら仕事をしている本イベント主催のUSP研究所に対し「こんな奴らがまだいたんだ!」とエキサイトするシーンもありましたが、これもそれ故なのだろうと。

村井先生と親交の深い人達……有名人ばっかりだ!
村井先生と親交の深い人達……
有名人ばっかりだ!

トークの終盤では、ビル・ジョイ(BSDまとめ役・vi,csh作者)、カーク・マキュージック(UFS等開発者)、エリック・オールマン(sendmail作者)といった、Unixの名だたる偉人達とのエピソードを披露していましたが、当時はまださほど有名ではなかった彼らとUnixという名のプラットフォームで会話をし、そして皆でUnixを成長させていった光景が目に浮かぶようです。そんなUnixマニア集団の中にいた一人がJun Muraiという日本人だった、と。そう思うと、今更ながら俺はスゴい人に会ってきたんだと、身震いします。

ありがとうございました。

というわけで次回、後半戦のレポートに続きます。今度は先生もツッコミ役司会役に回りながら、三人のゲストを迎え撃ちますよ。(ツッコミ役に回ったはずが、よりによって味方からツッコミを受けるシーンも!)

vol.10 ご来場ありがとうございました!そしてvol.11のお知らせ

こんにちは、かなり屋です。

TechLION vol.10にご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました!
そしてUstreamから応援いただいたかたがたも、一緒にもりあがっていただきありがとうございました!

vol.10のTLとりまとめはこちらになります☆
2012/11/16 TechLION vol.10 #techlion
TechLION vol.10のまとめ
読み返すと興奮がよみがえってきますね〜

さてさて、次回のTechLION vol.11のお知らせです。

 

◆◆TechLION vol.11◆◆
日時:2013年1月16日(水) 19:00開場、19:30開演、22:30終了予定
場所:SuperDeluxe (東京・六本木)
出演:宮原徹(1月9日生まれ)、廣川類(1月9日生まれ)、米林正明(1月10日生まれ)、ほか交渉中
MC: 馮富久(1月9日生まれ)、法林浩之

 

今回はMC馮さんや出演者のみなさまが1月生まれということで、誕生日スペシャルになる予定!?

更新情報は随時アップいたしますので、
TechLION vol.11
こちらでチェックしてみてくださいね♪

法林浩之さんが日中韓OSSアワード特別貢献賞を受賞!

こんにちは、かなり屋です。

我らがMC法林浩之さんが「第11回 北東アジアOSS推進フォーラム」にて「日中韓OSSアワード特別貢献賞」を受賞されました!
誠におめでとうございます!!
TechLION vol.10開催直前の朗報ですね〜

法林さんによると、当日は授賞式で盾を授与されたほか、日本の受賞者を代表してスピーチも行ったとのことです。

資料がSlideshareに掲載されています。

ますます勢いを増す法林さんに会えるのは、今週のTechLION vol.10ですよ、みなさま☆
11月16日、六本木SuperDeluxeにてお待ちしております♪

TechLION vol.10の事前申し込みは11月15日の14時まで、
ズバリ【本日の午後2時まで】でしょう!
まだ残席がありますので、お申し込みはこちらからどうぞ♪♪
TechLION vol.10

線を引くと漢になれる話

すっかり寒くなり、関節がバッキバキの今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
USP研究所上田です。

・・・ぎっくり腰にはお気をつけください。

いよいよ今週金曜夜

さて、締まらない挨拶はこれまでにして、いよいよTechLION vol.10の金曜日が迫って来ました。今回はいつもの木曜ではなく金曜なので、普段は来られないよという人にも足を運んでいただけたら幸いと考えております。

(ついでに、どこで夜通し二次会をするかも考えています。)

今回のメインゲストは村井先生です。日本に最初にインターネットの線を引いた方です。

「線を引く」と言うと、我々はスタッフのTさんのように、いつもLANケーブルを伸ばして挿してとやっていますが、もっと長い線を引こうとするとパイオニア精神とか開拓者精神というものが必要になってきます。(いや、Tさんもかなりパイオニアだが・・・)

通信に限らず国内外の有名な長い線をちょっと調べますと、

* 1653年:玉川上水(43km)

* 1869年:アメリカ大陸横断鉄道(サクラメント-オマハ、3000km)

* 1904年:シベリア鉄道(モスクワ-ウラジオストック、9300km)

* 1906年:太平洋横断国際海底ケーブル(日本-グアム、2500km)

* 1915年:アメリカ大陸横断電話回線(ニューヨーク-サンフランシスコ、4000km)

とまあ、いろいろありますが、ここまで長いものを途切れないように引っ張るのは、尋常なことではありません。人もいっぱい巻き込みますし、お金もかかります。うまく行くと拍手喝采ですが、失敗すると恨みを買ってぶち殺されたりします。

ちなみにスタンフォード大を創設したリーランド・スタンフォードはアメリカ大陸横断鉄道に深く関わっています。長い線を引くと大学ができたりするわけです。みなさんもいいサービスを作るだとか、発明するだとかの出世の方法の候補に、「長い線を引く」を入れておくとよいかもしれません。

線を引くのに大事なこと

んで、調べていると分かるというか、私の年齢にもなると当然分かっていなければならないのですが、こういう事業を企画するときは、いろいろな所に行って交渉して許可を取ったりお金を集めたり、あるいは許可を待たずにコソコソと準備をしたり、スタッフにやりたいことを伝えたりと、単に技術以外のことが非常に重要になってきます。

vol.8 の砂原先生のときも、「電話局から『電話の先に、人じゃないものがいるようですが・・・』」と問い合わせが来たり大変だったという話がありましたが、今回もそういう話が聞けるのではないでしょうか?

・・・いや、村井先生自身、そういうことを苦労とも思わないような雰囲気なので、技術中心かもしれません。演題は、

「UNIXとインターネットだぁ!」

だそうです。さあ、どんな話が飛び出すでしょうか。
乞うご期待!

お申込みはこちらから!
TechLION vol.10

次回はvol.10の栄えあるレポート、松浦さん、よろしくお願いします。

PC壊れちゃったの、34歳OL奮闘記

こんにちわ!スタッフ花盛り@kamapu (@小じわも気になるお年頃)です。

先日、PCで苦戦しました。

(長文になりますので、お時間のない方はスクロールしていただき、一番下のわたくしが立てた教訓だけみてください。)

私の勤めるUSPラボは小さい会社です。作業用PCは、個人でお気に入りPCを持ち込んで仕事(プログラミングや営業)している人がほとんで、会社の資産として割り振られているPCはごくわずかです。そのうちの1台を使っているのですが、先週突然ディスクチェックが走り、ディスクが壊れました。
OSは立ち上がるのですが、アプリが起動しないという事態で、同僚Oさんのアドバイスの下、急遽ファイルデータをバックアップして、OSを再インストールすることになりました。
自分のPCを見てみると、tukumo ex computer。
ところが会社をくまなく探しても、バックアップリカバリCDが見当たりません!(それらしきCDを発見したのですが、バージョンが違う。)

「誰かWin proのリカバリCD持っていませんか?」と全社員にヘルプメール出しました。そうしたらば、同僚Aさんの助けでOSのCDを管理している方を発見できました。
本来であれば、知っておくべきですよね。しかし入社したときは、まさか自分のPCが壊れるなんて想像もしてませんでしたからね。。。
そして適合するOSのCDを発見し、無事OSをインストールできたのですが、
ネットワークがつながらない。
ネットワークドライバを入れないと駄目だよ。と前の席のOさんからアドバイスが。。
tukumoのドライバセットCDがあったので、それを入れてみると、CPUメーカとマザーボードの型番を指定しろと聞いてくる。
CPUのメーカはPCに貼付けてあるから、インテル入ってるのはわかるのだが、
マザボの型番などわからない。Oさんは「またPC開けるしかないんじゃね?」
(とじゃっかん投げやり)と放置してきたので、私はBIOS画面でマザボ型番ぐらい見れねーだろーか、と思ってBIOS画面開けてみました。

 

BIOS画面でマザボの型番をメモして、いざ、ツクモのCDにあるドライバCDでドライバをインストールしようとしたら、
こんどはそのCDが示すドライバ一覧の中にマザボの型番が無いではないか・・・
もう踏んだり蹴ったり。。(T_T)

仕方ないから、ネットから落とすことに。
だけどツクモさんはあまり親切ではない。
ツクモさんのHPからはドライバDLとか書いていない。(もともと玄人さん向けのPC売ってるところなのですよね)
とほほのほ。
とりあえずgoogleで「インテル 型番XX ドライバ」と検索。
それで出てきたのがインテルのHP。
これかな?ってものを怪しくDL。
USBにコピーして、それをインストールしてみる。

ネットワークがつながりましたー☆ 

ばんざーい \(*T▽T*)/

ネットがつながれば、アドビソフトのインストールに1時間かかろうが、
マイクロソフトオフィスのソフトのインストールに2時間かかろうが、心の持ちようが全然違いますね。

ネットがつながる = 社会とつながる、って表現していいかもしれない、そんな感覚です。

いやー、当たり前すぎるインターネットを含むPC環境って、本当に大事です。ないときにはほんと困りますよね。
いざすべてなくなったら死ぬのか、っていったら、死ぬ訳ではないのですが、途方にくれますね。たまたま見かけた自己啓発本に「パソコンは捨てよ」みたいなこと書いてあったのですが、あれは嘘ですね。パソコンなしで仕事できる職業なんて、これだけPCが普及した世の中では珍しいですし、周りがパソコンで仕事しているのに、こだわりで使わない取引先とか居たとしたら、迷惑きわまりない。
相手によっぽどの魅力やご利益がないと限り、お付き合いしたくないですね。
いくらその人がパソコンに自由を奪われていると思っていたとしても、その不自由さはもしかしたら、相手またはそのまた先にとってはとても便利なことかもしれませんし、そういうことが積もり積もって、社会に貢献しているということかもしれませんね。
世の中にどれだけ役に立っているかを、冷静に見てみることができたよい機会でした。
あと、PCが普及しなければ、現在のGDPが半分以下だったかもしれない、とか、仮説がたてられるかもしれないですね。
とかいろいろ考えていたら、IT業界に対する愛情がこみ上げてきました!

しかし、CD探してたときに発見した増設メモリをPCに追加してみたり(4GB→8GB)。
インストール待っている間に書類の整理して机の上がすっきりしてみたり。
HDD入れ替えたことでCドライブの容量増えるわ、PCさくさくなるわで、なんだかんだで、総合的に結果オーライだったのかなぁ、と思います。

【教訓】

  1. PCを買ったらリカバリCDは捨てずにとっておこう。
  2.  バックアップはとっておこう。
  3.  周りの人が困っていたら助けよう。(いつかは、自分が助けてもらうということを想像して)
  4.  インターネットに感謝しよう。

日本にインターネットを引いた偉大なお方、村井純先生。

今日、ちょうど演題が発表されました。

UNIXとインターネットだぁ!

本ブログのテーマはインターネットですが、偶然ですよ、ほんとに偶然に壊れたのです!

↓演題などほかの詳細はこちらから!↓

http://techlion.jp/vol10

 

このほか、これからのIT業界をぐいぐい引っ張るツワモノ達が集まります!
チケット売り切れる前にぜひご予約を♪↓

http://techlion.doorkeeper.jp/events/1816

盛り上がりますよ~!!!

さて、開催前の次回ブログ担当は、「シェル芸」布教中のUSP友の会会長、上田さんにお願いします!ご期待ください~!

For Independent Engineer

ただいま絶賛チャンピオンカーニバル中の法林GMです。何のことかわからない人はこちらをご覧いただくとして、要はほぼ毎週試合の日々。こんなときにブログの当番を引き受けてしまい、さらに首を絞めている感がありますが、とりあえずいきましょう。


TechLION vol.10に出演していただく増井雄一郎さん。現在の所属はFrogAppsですが、出演をお願いしようと考えた時点ではAppceleratorでTitanium Mobileの活動をされていて、私もその話を聞くつもりでした。ところが、スタッフミーティングで出演依頼を決めた途端、本人のブログで転職の発表が(汗)。

そういえば7月に開催したvol.8のときも、第2部で出演していただいた山本さんと藤川さんが、依頼した時点ではそれぞれTwitter Japanとモバツイの会社にいたのに、本番の日を迎えてみたら2人とも所属が変わっていた、なんてことがありました。本当に最近は人の流れが速いと感じます。

でもいいんです。TechLIONがスポットを当てたいのは「人」だからです。「この会社の誰かの話を聞きたい」のではなく、「この人の話を聞きたい」のです。TechLIONのロゴにも“For Independent Engineer”という文字が記されています。これからのエンジニアは自立すべし(起業せよという意味ではありません。社畜になるな(笑)とでもしておきますか)。そう思っている私は、何のためらいもなく、このタイミングで増井さんに出演を依頼しました。

実は増井さんとは面識はあるものの、これまでじっくりと話を聞く機会がなく、私にとっては初対戦となります。所属を変わり、新しい活動を始めた増井さんは、これから何を目指すのでしょうか。本人から送られてきた演題は「どこでも生きていけるエンジニアを目指した後に見えるもの」。まさにFor Independent Engineerなタイトルです。どんな話が聴けるか、今からとても楽しみにしています。

他にも注目の出演者がいっぱいのTechLION vol.10は11/16(金)開催!
チケットはこちらで発売中です。
満席の可能性も出てきましたので、お早めにご予約ください!

TechLION vol.10

次回のブログは、かまたさんにお願いします!

マクラケン直子さんという人物

こんにちは。スタッフの高坂です。

 

先週は、ぎっくり腰で3日間動けず、大変な思いをしました。これまでにも何度かぎっくり腰を経験しているのですが、今回ほどひどいのは初めてでした。

そんな今回のぎっくり腰の感想:歩くってどうやるんだっけ?(笑)

 

さて、前置きはこれくらいにしておいて・・・。

 

TechLION vol.10開催も11月16日(金)と4週間をきりました。

今回は、第2部ゲストのマクラケン直子さんについてお話ししてみたいと思います。

9月15日に開催された「WordCamp Tokyo 2012」。

実は私、ご縁があってこのイベントの運営スタッフとして参加させていただきました。

マクラケン直子さんといえば、WordPress.comを運営するAutomattic, Inc.に所属されていて、WordCamp開催においても主要な役割を果たされている方です。

それまでも何度か勉強会でお会いしたことはあったのですが、「WordCamp Tokyo 2012」のミーティングを通じて色々お話しをさせていただくようになりました。

 

キックオフミーティングから開催までのおよそ2ヶ月間で、私が感じたマクラケン直子さんを自己紹介ならぬ「他己(たこ)紹介」風に書いてみようと思います。

 

マクラケン直子さんは・・・。

笑顔の素敵な方です。

周囲への配慮を忘れない方です。

問題に直面した時には前向きにベストな方法を模索し、それに向けて行動していく方です。

一緒にお仕事をしたいと思わせる方です。

情報収集には余念がありません。

美味しそうにご飯を食べます。これはいらないか(笑)

ところで、紹介中にふと思い出したことがあります。

 

皆さんは、「また会いたい」と思われる人の38のルール という本をご存じですか。

この本には「たった1秒の「反応」で人生は劇的に変わる!仕事も恋愛も相手から「また会いたい」と思われてこそ、目標を達成できるのです。」という一文があります。

マクラケン直子さんは、まさにそのような人だなぁと思うのです。また会いたいと思わせるオーラを放っています。そして私の目標の人です。

人柄ばかりを紹介してしまいましたが、プロジェクト翻訳・公式サイト運営・書籍執筆・ 講演など WordPress コミュニティに幅広く関わっている、本当にすごい人なんですよ。(私の知識不足であまり詳しくご紹介できず申し訳ありません)

さてさて、セッションを聞きたいと思った方は、11月16日(金)TechLION vol.10 に是非お越しくださいね!

来週は、法林さんです!お楽しみに。


開催日:2012年11月16日(金)
場所:SuperDeluxe(東京・六本木)

  • 料金パターン1(事前予約・事前支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
  • 料金パターン2(事前予約・会場支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
    (当日受付にて現金をお支払いください)
  • 料金パターン3(予約なし・会場支払) 3,200円(1ドリンク700円分込)
    (※事前予約で満員となった場合、ご入場できなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください)
  • 事前予約フォーム
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