線を引くと漢になれる話

すっかり寒くなり、関節がバッキバキの今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
USP研究所上田です。

・・・ぎっくり腰にはお気をつけください。

いよいよ今週金曜夜

さて、締まらない挨拶はこれまでにして、いよいよTechLION vol.10の金曜日が迫って来ました。今回はいつもの木曜ではなく金曜なので、普段は来られないよという人にも足を運んでいただけたら幸いと考えております。

(ついでに、どこで夜通し二次会をするかも考えています。)

今回のメインゲストは村井先生です。日本に最初にインターネットの線を引いた方です。

「線を引く」と言うと、我々はスタッフのTさんのように、いつもLANケーブルを伸ばして挿してとやっていますが、もっと長い線を引こうとするとパイオニア精神とか開拓者精神というものが必要になってきます。(いや、Tさんもかなりパイオニアだが・・・)

通信に限らず国内外の有名な長い線をちょっと調べますと、

* 1653年:玉川上水(43km)

* 1869年:アメリカ大陸横断鉄道(サクラメント-オマハ、3000km)

* 1904年:シベリア鉄道(モスクワ-ウラジオストック、9300km)

* 1906年:太平洋横断国際海底ケーブル(日本-グアム、2500km)

* 1915年:アメリカ大陸横断電話回線(ニューヨーク-サンフランシスコ、4000km)

とまあ、いろいろありますが、ここまで長いものを途切れないように引っ張るのは、尋常なことではありません。人もいっぱい巻き込みますし、お金もかかります。うまく行くと拍手喝采ですが、失敗すると恨みを買ってぶち殺されたりします。

ちなみにスタンフォード大を創設したリーランド・スタンフォードはアメリカ大陸横断鉄道に深く関わっています。長い線を引くと大学ができたりするわけです。みなさんもいいサービスを作るだとか、発明するだとかの出世の方法の候補に、「長い線を引く」を入れておくとよいかもしれません。

線を引くのに大事なこと

んで、調べていると分かるというか、私の年齢にもなると当然分かっていなければならないのですが、こういう事業を企画するときは、いろいろな所に行って交渉して許可を取ったりお金を集めたり、あるいは許可を待たずにコソコソと準備をしたり、スタッフにやりたいことを伝えたりと、単に技術以外のことが非常に重要になってきます。

vol.8 の砂原先生のときも、「電話局から『電話の先に、人じゃないものがいるようですが・・・』」と問い合わせが来たり大変だったという話がありましたが、今回もそういう話が聞けるのではないでしょうか?

・・・いや、村井先生自身、そういうことを苦労とも思わないような雰囲気なので、技術中心かもしれません。演題は、

「UNIXとインターネットだぁ!」

だそうです。さあ、どんな話が飛び出すでしょうか。
乞うご期待!

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TechLION vol.10

次回はvol.10の栄えあるレポート、松浦さん、よろしくお願いします。

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