TechLION vol.41終了報告~福岡で再会、そして2026年へ

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

気がついてみたら2025年もあと2週間を切ってしまいました。あれ?今年のTechLIONはと思われた方、忘れられてしまったかもしれませんが、半年前の6月24日にvol.41を開催しております。

が、vol.40に引き続き、遅筆となり、公開のタイミングがとても遅くなってしまいました。関係者の皆さま、すみません。

とは言え、2025年のことは2025年のうちということで、改めましてvol.41の報告をさせていただきます。

コミュニティの終活

vol.41のテーマは「コミュニティの終活」。

今回、終活を選んだのは、MC2人もそうですし、これまでずっとコミュニティに関わってきた多くの方たちが歳を重ねることで、コミュニティの存在がどうなるのか、2024-2025年は多くのOSSコミュニティやユーザグループが誕生してから20年~25年を迎えるタイミングに、一度話してみたいという気持ちから浮かんだテーマです。

そして、終活となると言葉の意味からもネガティブだったり、クロージングに向けた話題になりがちではありますが、TechLIONというコミュニティで開催することで、継続してきた人たちが何を思い、そして、過去の振り返りや今だけではなく、未来についても話せるのではないかと思い、法林さんに提案して開催させてもらいました。

やり残した思いを埋め、区切りをつけること~YAPC::Japan @kobaken

トップバッターは、kobakenさん。

kobakenさんはYAPC::Asia 2013からボランティアスタッフとしてYAPCに関わり、YAPC::Japanに変わってからは、YAPC::Tokyo 2019、YAPC::Japan::Online 2022、YAPC::Hiroshima 2024の3つのYAPCのリード、また、イベント直前まではJapan Perl Association(JPA)の理事として、Perlコミュニティにさまざまな形で関わってきました。

冒頭に「日本のYAPCは10年前に一度終わった。Perlは死んだと言われて長い。けれど、今もYAPCは愛されていることを自慢したい。」と、YAPC愛に溢れるコメントからセッションをスタートしました。

まずこのコメントの背景を紹介すると、もともと日本のYAPCはYAPC::Asiaという形で、JPAが組織化される前から多数のPerl Mongers(Perlエンジニア)たちが主導して、イベントの形として開催されてきました。

そして、2015年のYAPC::Asia Tokyo 2015の開催を機に、YAPC::AsiaとしてのYAPCは終了しました。しかし、その後、YAPC::Japanという新たな名称のもと、東京での開催をはじめ、日本各地で開催され今に至っています。

また、Perlという言語自体も、インターネット黎明期、CGIなどのWebアプリ開発用の言語で多くの開発者が利用し、さらには日本でmixiが登場した2004年頃は、そのmixiをはじめ、当時のライブドアの各種サービス、CMSを牽引していたMovable Typeなど、プラットフォームやミドルウェア、いわゆるサーバサイド言語の主流としてPerlが存在し、エンジニア界隈においても非常に存在感のある言語でした。その後、各種言語の普及や新言語の登場により、Perlの存在感が薄れてきている、ということをふまえたコメントではないか、と補足させていただいます(kobakenさん、違っていたらすみません(^^;。

ただ、それでもYAPCという存在は2025年の今もあり続け、先日11月には福岡で最新のYAPC::Japan Fukuoka 2025が開催されています。

こうした長い歴史の中での、イベントコミュニティ、言語コミュニティの存在感や価値観の変化の中でも続いてきた話を、実体験を交え、お話しいただきました。

そして、kobakenさんが発した言葉の中でとくに印象的だったのが「(コミュニティの終活とは)やり残した思いを埋め、区切りをつけること」というメッセージ。YAPC::AsiaからYAPC::Japanへのアップデートがまさにそれであり、今後も、区切りをつけていくことが終活としての1つの形なのではないかとまとめました。

もちろん、区切りがついて終わるかどうかというのはまた別の話であり、それが今のYAPC::Japanのカタチにつながって続いている、その本質がわかる発表となりました。

あまり深く考えずに続けた先にあるもの~日本MySQLユーザ会 @sakaik(坂井 恵)

続いて、坂井さん(sakaik)による日本MySQLユーザ会(MyNA)の運営の立場からの、終活の話。

坂井さんは一転して、「最初馮さんからお声がけいただいたときは、終わりそうなコミュニティだからじゃないか」なんて、ちょっと自虐的なシャレのコメントも交えて、楽しい雰囲気のプレゼンがスタートしました。

坂井さんは、ユーザ会(コミュニティ)を「しっかり運営型」「のんびり運営型」の2つのラベルに分けて説明し、「MyNAは後者(のんびり運営型)です」と、良い意味でリラックスした状態で運営されていることを紹介しました。そのため、運営するうえで重要な経済面(費用の確保)についても、運営するために集めるのではなく、お金をかけない範囲でやれることをやる、というアプローチで続けてきたそう。

一方で、のんびりだから雑という話ではなく、コミュニティに対して、内向き・外向きがある中でのMyNAの意義を運営の立場から紹介し、「MyNAの場合、立ち上げ当時からいるメンバーが今も中心となって運営し、存在しています。2025年の今年、MyNA20周年、そして、MySQL25周年の記念イベントが開催されました。代表のとみたまさひろさんをはじめ初期メンバーもほとんど変わらず、そこに新しいメンバーも加わっていますが、スタンスとしては“あまり深く考えていない”というのがMyNAの1つの本質かもしれません」と、継続や終了、そういったことに対して強く向き合いすぎず、コミュニティに関わる人たちが肩肘を張りすぎない状態で、コミュニティが続いている理由について、分析・説明しました。

その他、課題として、運営陣の高齢化、運営側の負担増など、おそらく他のコミュニティでも同様に持っている点について指摘しつつ、「MyNAがいきなり終わるわけではないですし、続けていくことがそのまま終活に重なるかもしれないです」と、20年続いたコミュニティに関わっているからこその、説得力のある話で発表を締めくくりました。

パネルディスカッションで「コミュニティ論」

ゲスト2名の発表の後は、法林さん・馮を交えた4名でのパネルディスカッションがスタート。今回もあらかじめいくつかのテーマを用意して、ゲストや会場に選んでもらって話をするフォーマットで展開しました。

まずは、「文化とスキルの継承(代替わり)」という、それぞれの立場で、参加しているコミュニティにおいての現状について話をしました。MCの法林さんは「自分の話で言えば、自分より上の代は代替わりができていると思うが、自分の代はできていません。自分がそういうの(代替わり)が下手なので苦笑」と、まさに今悩んでいるという話をしたうえで、MCから「その点でYAPCって代替わりがうまくできている印象」と話を振ると、kobakenさんは「プレゼンでも話したとおり、AsiaからJapanへの移行が、ある意味強制的に代替わりを促進した面がある」と、コメントされました。まさに区切りを付けることで、先につながる実例と言えます。

また、会場からは「大事なのはそのコミュニティのテーマ、技術が盛り上がっているかどうか。それがあれば、コミュニティに新しいメンバーが加わる可能性が高いのでは」という意見があり、登壇者はうなずいて納得していました。

その後も色々話が進む中、最後に、坂井さんから「そもそも終活という観点で、コミュニティを残す“べき”なのか」という、今回のTechLIONのテーマの根本に関わる投げかけがありました。

これは話を聞いてハッとしましたが、もともとMCサイドが「コミュニティの終わりに向けて」という立ち位置からスタートし、ゴールへの向かい方とコミュニティの残し方というアプローチで議論が始まったことがあるため、ゴールとして終了(閉じる)を考えてイベントを設計していました。

坂井さんの投げかけはその前提を覆すものではあるものの、非常に大事な視点です。

そして、kobakenさんのプレゼンしかり、また、坂井さんからのご指摘しかり、コミュニティの続け方・区切りの付け方は、多種多少で、もしあるコミュニティが結果として自然に消滅することがあっても、それも1つの終活であり、それを無理に残す必要はないという話になるのではないか、と、話を聞きながら僕は感じました。

今回のTechLIONは、コミュニティの終活というテーマでしたが、全体を通じて「コミュニティとは何か。とくに日本におけるその存在が生まれ始めた90年代後半から現在までの間にどう移り変わって、今はどう捉えられているのか、これからはどうなっていくのか」といったような「コミュニティの本質」について語り合える場になったと感じています。

TechLION vol.41 事後メッセージ

最後に、ゲスト2名からイベント終了後にメッセージをいただいたのでそちらをご紹介いたします。

「人は、楽しそうにしているところに集まる」by 坂井さん

今回、「コミュニティの終活」ということで、初めてTechLIONに登場させていただきました。当ユーザ会終了の予定があるわけではないのですが、終わらせる事と続ける事は表裏一体でもあるので、あらためてユーザ会を続けるとはどういうことなのかについて、多くを考える機会となりました。

会場にはコミュニティの運営や参加の経験が深い方も多く来られていて、活発に意見を聞かせていただける素敵な空気感でしたね。MCの軽快なテンポがこの雰囲気を作っているように感じました。YAPC運営の歴史や苦労をはじめとして皆さんの話ひとつひとつに大きく頷首しました。

中でも「人は、楽しそうにしているところに集まる」という会場からの指摘には、はっとさせられました。コミュニティの盛り上がりの本質を突いたもので、この言葉に出会えただけでも私を含め、参加して良かったと感じる人も多かったのではないでしょうか。今回の機会をいただき、ありがとうございました。

「“終活”をテーマにしながら、まったく終わらせる気はない」 by kobakenさん

貴重な機会をありがとうございました!「終活」というテーマは、過去登壇させていただいたテーマの中で随一の難しさで、イベント後もなお頭を巡っています。流石のTechLION。参加されている方の熱量も高く、最高の時間でした。

懇親会でお話していて、あらためて気づいたことがあります。

人は、より良い人生のため「終わり」から逆算して考えることはありますが、技術コミュニティにその発想は合わないと思いました。

むしろ、人の寿命を超えうる存在かもしれないと感じました。もちろん実際問題、簡単な話ではないと重々承知していますが、人の寿命を超えた技術コミュニティが出てきたら面白いですね! その頃には、私たちが生きているかどうかもわからないですが😄

「終活」をテーマにしながら、まったく終わらせる気のない登壇者ですいません。改めて、坂井さん、法林さん、馮さん、参加者の皆様、対戦ありがとうございました!YAPC::Fukuoka 2025 または、どこかの現場でまたお会いできたら嬉しいです。

そして、TechLIONの終活はどうなる?

YAPC::Fukuoka 2025で再会

まとめです。TechLIONの終活――これについては、なんとも言えないですが、法林さんからは「まずはブログを書いてから笑」というご指摘コメントを直接いただき、急いで今書いている状況です大汗(もう冬至が目の前)

ちなみにそのご指摘コメントをいただいたのが福岡、そう、YAPC::Fukuoka 2025の懇親会場でした。

先ほどのkobakenさんのコメントに「YAPC::Fukuoka 2025 またはどこかの現場で」というのをまさに実現したわけです。本当なら、先に報告エントリを発表して、みんなで「あのとおりになりましたね!」と再会したかったのですが、結果は……あれ?笑

まあ、でも再会できたのは事実ですし、せっかくなので改めて4人で写真を掲載させていただきます。

YAPC::Fukuoka 2025懇親会の場にて、改めての記念撮影!(2025年11月15日)

以上、TechLION vol.41の終了報告+αでした。

今回、さまざまな立場、キャリアで長年コミュニティに関わっている人たちだからこそできるトークが展開できたと思いますし、これこそがまさにTechLIONが求められているものではないか、そして、それが求められ続けている間の活動が、もしかしたらTechLIONの終活なのかもしれないという個人的な感想で、締めくくらせていただきます。

「もういくつ寝るとお正月~♪」という歌が聞こえてきそうな時期ではありますが、皆さま、体調管理にはお気をつけて良い年末年始をお過ごしください。

そして、次回TechLIONについては、どこかでまた発表があるはずです。お楽しみに!

TechLION vol.39、ありがとうございました!~TechLIONの次のバージョンに向けて【終了報告】

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

約3年ぶり、日数にして995日ぶりとなったTechLION vol.39が6月5日に無事終了しました。

ご参加・ご視聴いただいた皆さま、ご出演いただいた皆さま、スポンサー各社さま、会場ご提供のさくらインターネットさま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。

今回のテーマは「Web 2.0からの20年」。開催準備と決定については法林さんのエントリをご覧いただくとして、今回はテーマ決定の背景と、実際のイベントの様子についてお届けします。

今年は国産SNS mixiが生まれて20年、そして、Web 2.0から20年

前回の法林さんのエントリでも書かれたように、法林さんと3月にTechLION再始動に向けたMTGをした際、今回のテーマが決まりました。

というのも、僕自身、そのときちょうどmixi20周年ユーザー同窓会に参加した直後で、このタイミングは何か立ち止まって、振り返りながらこれからについて考えるにはちょうど良い時期ではないかと考えたからです。そんなことを法林さんと一緒に、吉祥寺にあるP2B Hausで美味しいクラフトビールと八王子野菜の料理をつまみながら語って、ついに再始動が決まりました。

※このお店、TechLION vol.29のゲストでもある柄沢 聡太郎さん(@sotarokさん)のお店です。いつかここでもTechLIONを開催してみたいですね。

ちなみに、今から20年前の2004年。それは、日本のソーシャル・ネットワーキングの礎を築いたSNS mixiが誕生した年でもありました。また、すでに盛り上がりを見せていたブログ界隈で、今も多くのユーザーを抱えるアメブロが誕生した年でもあります。世界に目を向けてみると、Gmailがリリースされたのもこの年でした。

これらの動きは、それまではメディア(情報)としてのWebという考え方から、プラットフォームとしてのWebとしての考え方、使い方、そして、可能性が広がったターニングポイントだった年ではないかと思います。また、その先の未来を示唆していたTim O’Reilly氏の論文『What Is Web 2.0』が出たのは、その翌年2005年でした。

こんな背景もあって、今回の1人目のゲストにはmixi関係者をお呼びしたいと思い、もう20年来の付き合いのある村瀨さんにお声がけしました。そして、もう1名、いろいろと検討する中で、こちらも古い付き合いがあり、Web 2.0の最前線をエンジニアの立場で経験し、今もさまざまな取り組みに挑戦しているえふしんこと藤川真一さんをお呼びしました。
ちなみに、えふしんさんは過去2回(2013、2016年)に続き、今回で8年ぶり3回目のTechLIONです。

写真提供:三谷公美さん(以下の写真すべて)

では早速、それぞれのセッションの様子と、最後のトークセッションについてレポートします。

冒頭でWeb 2.0の復習を

冒頭、簡単にWeb 2.0の復習をしました。まずは先ほども紹介したTim O’Reilly氏の論文『What Is Web 2.0』を読み直すところからスタート。これを読むと考えがいろいろとまた深まりますね。

そして、それとともにこの20年、とくにWebを取り巻く状況でどんなことがあったかを簡単な表にして紹介し、本編に入りました。

コミュニケーションを大切にし続けているmixiの20年:村瀨さん

トップバッターは、株式会社MIXI 取締役 上級執行役員の村瀬龍馬さん。

今回のTechLION開催の2日前、2024年6月3日にSNS mixiの母体でもある、株式会社MIXIは設立25周年を迎えました。まずはこのお話から。

https://mixi.co.jp/25th-anniversary

当時の社名は有限会社イー・マーキュリー。求人サイト「Find Job!」を主事業として展開していました。そして、2004年に、今回のテーマの1つでもあるSNS mixiが誕生したのです。

村瀨さん自身は1999年に株式会社MIXIに入社、その後、1回の転職を経て25年のうちの17~18年所属していたとのこと。プログラマとして参加し、技術領域からmixiを含め、MIXIのさまざまなプロダクト・サービスを見続け、今に至ります。

今回のセッションでは、mixiの核となる「コミュニケーション」と、それを支える技術・技術者の関係、さらに、SNS mixi後の柱となった、スマホゲーム『モンスターストライク(モンスト)』や写真共有サービス『家族アルバム みてね』、さらには、現在のMIXIの中心領域であるエンタテイメントに関して、デジタル以外の、スポーツやライフスタイル領域の取り組み、さらに今かなり注力しているという、AIを活用した展開などについてお話しいただきました。

村瀨さんはmixiの歴史を振り返る際、技術の変化・進化だけではなく、社会情勢の変化がもたらしたコミュニケーションの形の変化と進化にも触れました。

たとえば、東日本大震災やコロナ禍、技術進化による生活スタイルの変化など、こういったコミュニケーションの変化に対して、つねに向き合うことがmixiの存在意義であり、それができたから今も続いているサービスだと、僕は考えます。

他にも村瀬さんのプレゼンで印象的だったのが、同社のプロダクト・サービスすべてに通ずる考え方として「ユーザーサプライズファースト」が根底にあるとコメントされていたのが、とても印象的でした。

わずか10分ではありましたが、SNS mixiが与えた、インターネットコミュニケーションへの影響、その後の在り方と未来についていろいろと考えることができたプレゼンテーションでした。

Web 2.0から20年経ったが、当時の課題はまだすべて解決されていない:えふしんさん

2番手は、BASE株式会社上級執行役員SVP of Development・PAY株式会社取締役の藤川真一さん。えふしんさんと表現したほうが伝わるかもしれませんね笑

えふしんさんのパートでは、ご自身のキャリアとともにWebとの付き合い方・向き合い方、その中でのWeb 2.0で受けた影響、考え方、さらには生き方の変化についてお話しいただきました。

えふしんさんはもともと大学新卒で製造業の制御設計のエンジニアとして社会人キャリアをスタート。その後、2000年にWeb業界へ転職、2006年にPaperboy&co.(現GMOペパボ)にてEC事業に従事した後、日本の最初のTwitterブームのタイミングで、2007年に個人向けTwitterクライアント「モバツイ」を開発、独立されました。

そして、独立した企業を譲渡し、2014年にBASE株式会社取締役CTOとしてジョインし、今に至っています。

えふしんさんのキャリアの中で、TechLIONとしてはぜひ紹介したいのが、2013年に初めてTechLIONに登壇した際、砂原先生とご一緒したのがきっかけで、慶應義塾大学大学院のメディアデザイン学博士号を取得されたこと。えふしんさん曰く「TechLIONでのあのときの砂原先生との出会いが自分のキャリアを変えるきっかけでした」とのことで、TechLIONスタッフサイドの立場としてはとても嬉しいエピソードでした。

さて、えふしんさん自身はペパボでのEC事業の経験やモバツイの開発・運用などで、まさに実体験としてのWeb 2.0時代を生き抜いたエンジニアだったのではないかと、話を伺って感じました。

Web 2.0の前段としてのブログ活用もえふしんさんにとっては大きなことだったとのことで、Webがあって、当時の発信者と検索側(Googleなど)との距離感が近かったことが、別の発信者との距離感を近づかせてくれ、それもまた新しい出会いや新しい挑戦につながったと言います。

そして、Web APIによる開発、いわゆるマッシュアップの考え方が、Web 2.0的な開発を促進したと考えている一方で、えふしんさんは発表の中で「Web 2.0の原理とされていた集合知やオープンといった部分は、その後のインターネット社会の変化でうまく言っていないことも多いのではないか?」という疑問も投げかけていたのが印象的です。

また、まだまだWebビジネスの成功事例が広告しかないというのも大きな問題とも取り上げていました。

このような課題提示で、後半のトークセッションにはいりました。

トークセッション:みんなでワイワイ、自由に放談するのがTechLIONの醍醐味。その魅力をWeb 2.0が伝えてくれる!

さて、続いてトークセッションの模様です。

今回は、いわゆるテレビ的なトークテーマの見せ方から、トークセッションを回しました。

過去、TechLIONをはじめ、いろいろなトークセッションのMCを努めさせていただく中で、テーマ自体をその場で選ぶというのが、実はライブならではの面白さでもあり、魅力が伝えられるのかな、と思ったのが背景にあります(2024年2月のYAPC::Hiroshima 2024で僕は初めてこのスタイル(見せ方)でトークセッションMCをしたのが楽しかったので踏襲しました)。

また、今回はゲストの村瀨さん、えふしんさん、そして、相方法林さんと、全員が20年来の付き合いのある方で、おそらくどんなテーマでも、盛り上がるだろうという勝手な目論見もありました(完全に余談ですみません笑)。

それでは実際のトークの模様をお届けします……と思ったのですが、今回、YouTubeで内容は公開されているので、ぜひそちらをご覧ください。開始から1時間16分ぐらいからがトークセッションです。

手抜き、と思われるかもしれませんが(実際それもあります苦笑)、こうやって、イベントの内容がしっかりと記録されていく、というのも、まさにWeb 2.0的なデータの価値でもありますし、さらにはコロナ禍を経た結果、オンラインイベントそのもの質も高まっているので、今回はWeb 2.0以降のさまざまな進化を活用させていただきます 🙂

TechLIONのバージョンはどうなるか

最後に締めくくりです。

前回から995日ぶり、リアルでは1,582日ぶりとなったTechLION vol.39、MC、そして、運営の立場として、とてもおもしろく、何より達成感のある時間となりました。

オンラインよりリアル(オフライン)が良い、ということよりも、ライブでできることの楽しさ、また、ライブだから存在する余白(雑談・出会い・想定外のことなどなど)を改めて実感できたことが大きいんじゃないかと思っています。

その意味でも、改めて、登壇者のお二人はもちろんなんですが、会場に足を運んでくださった参加者の力や、会場設営・運営を支えてくれたスタッフの方たちの力がすごく大きいなと感じました。ありがとうございました。

今回、「Web 2.0からの20年~Webのカレントバージョンを考えてみる」と題しましたが、結局のところ、Webの最新バージョンが何なのか(僕は)わかりませんでした笑

ただ、Webは楽しいですし、まだまだ未知の可能性を秘めていることだけはわかりました。

これは、冒頭でも紹介した前回のエントリにも書かれていた法林さんがTechLIONかける強い熱量にも通ずることだと思います。

ですから、またみんなでワイワイ話して、そこから生まれる熱量、TechLIONの醍醐味を満喫するためにも、ぜひまた次のTechLIONも開催できたらと思っていますし、関わっていきたいです。そして、たくさんの方とご一緒させていただきたいです。

ps良いテーマがありましたら、ぜひご提案ください(登壇希望者も募集中です!)

TechLION vol.37 ありがとうございました!

3月31日(水)にTechLION 10周年記念試合「TechLION vol.37 ~TechLION出演者に聞く、この1年とこの10年。そして未来~」を開催しました。集まってくださった歴代出演者の皆さん(30人ぐらい)、YouTubeで視聴してくださった皆さん(最大で80人ぐらい?)、協賛・後援いただいた団体の皆さん、ありがとうございました!
 
試合の映像はアーカイブ視聴できますので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/fyUtsMpMGIY
 
また、試合のオープニングと休憩時間に、これまでの歴史や、出演者の発言をまとめた動画をご覧いただきました。こちらも公開しています。

オープニング(10周年までの歴史)
休憩(歴代出演者発言集)
 
なお、YouTubeチャンネル「TechLIONTV」には、過去の試合映像が大量に掲載されています。チャンネル登録していただけるとありがたいです。
 
それから、試合中のツイートもありがとうございました。まとめはこちらです。
https://togetter.com/li/1690848
 
次回はいつになるかわかりませんが、できるだけ早期に開催したいと思います。
今後もお楽しみに!またお会いしましょう!
 

TechLION vol.36 ありがとうございました!

TechLION vol.36 ご出演のみなさま、ならびにご観覧くださったみなさま、スポンサー各社様、会場ご提供サイボウズ様、今回も本当にありがとうございました。
 
今回のまとめはこちらです。
TechLION vol.36 〜再考:OSSの価値〜 #techlion
 
本日の配信は機材トラブルのため、途中からとなってしまい 申し訳ありませんでした。
録画は後日TechLION TVにもアップされますので、しばしお待ちください。
 
次回の開催は未定ですが、情報は随時更新いたしますので、引き続き当サイトでのチェックをお願いいたします☆
これからもTechLIONをよろしくお願いいたします!

TechLION vol.35 with tech@サイボウズ式 ありがとうございました!

TechLION vol.35 ご出演のみなさま、ならびにご観覧くださったみなさま、スポンサー各社様、会場ご提供サイボウズ様、今回も本当にありがとうございました。

 

今回のまとめはこちらです。
TechLION vol.35 with tech@サイボウズ式 〜TechLION的平成IT史&令和のITを大予言!〜

本日の放映は、後日TechLION TVにもアップされますので、しばしお待ちください。

 

次回の開催は未定ですが、情報は随時更新いたしますので、引き続き当サイトでのチェックをお願いいたします☆
これからもTechLIONをよろしくお願いいたします!

大切なのは話術ではなく熱量 〜TechLION vol.34 with tech@サイボウズ式「エバンジェリストのお仕事」レポート

ゼネラルマネージャーの法林です。

TechLION vol.34 with tech@サイボウズ式「エバンジェリストのお仕事」を、9/10(月)にサイボウズ東京オフィスにて開催しました。満員の…とはいきませんでしたが、皆さんご来場ありがとうございました。今回、自分で言い出して試合を組んだ手前、試合の模様をレポートとして書き残さなければという気持ちになり、がんばって書いてみました。ごゆっくりお楽しみください。

第1部:皆さんどんなことをやってるの?

第1部は、出演者の皆さんの自己紹介に加えて、個別に話題を振って話をうかがいました。順番に紹介します。

カルチャーエバンジェリストって何する人? 櫛井優介さん

まずはLINEでカルチャーエバンジェリストという肩書を持つ櫛井優介さん。TechLIONは2011年に一度出演していて2回目の登場ですが、前回はYAPC::Asia Tokyoの運営スタッフとしての出演だったので、立場を変えての再登場です。2004年にライブドアに入社してから転職していないのに社名がNHN Japan→LINEと変わり現在に至ります。カルチャーエバンジェリストの役割は、LINEという企業を外部に知ってもらうことや、会社の開発スタイルや文化を伝えることです。ちなみにこの肩書は自分で付けたのではなく上司に付けられたそうです。

また、近年はLINEの人が外部で講演する機会が増えましたが、それについて櫛井さんは「昔はプロダクトをちゃんと作ることが先という意識が強かったのでなかなか外に出ていけなかったが、外部から『LINEって何をやっているのかわからない』と言われることへの反省があり、2014年ぐらいから積極的に社外に出るようになった」とコメントしました。ちなみに櫛井さんは技術イベントに登壇する社員の推薦や社内交渉も担当していて、社内ではそれを「なまはげ」(櫛井さんがこわいのでみんな黙って言うことを聞く(笑))と呼んでいるそうです。

講演だけで毎年50試合! 横田真俊さん

次はさくらインターネットの横田さん。「さくらのVPS」「さくらのクラウド」の責任者に加え、エバンジェリストチームの責任者も務めています。エバンジェリストチームのミッションは「さくらのファンを増やすこと」で、2年前に立ち上げて現在は7人で活動しています。(余談ですが筆者もその一員です)

横田さんがエバンジェリストになったのはさくらのクラウドの立ち上げ期で、エンジニアが外に出たがらないので自分で担当するようになったとか。以来、毎年50試合ほどの講演を務めています。社内でも一番多いのでは?と聞くと、一番多いのはたぶん社長の田中邦裕さんで、横田さんは3番目ぐらいだそうです。そして試合にもいろいろあり、サービス紹介などは資料を使い回せるので困らないのですが、専門外のテーマでの発表依頼に対応するのが大変なようです。

エバンジェリスト界の仕事人! 中津川篤司さん

3番目はMOONGIFTの中津川さん。エバンジェリスト業務を代行で受ける仕事をしています。また、エバンジェリストやDevRel(Developer Relations。自社製品/サービスと外部開発者とのつながりを作る活動)に携わる人々のコミュニティ・DevRel Meetupを主宰しています。まさにエバンジェリスト界の仕事人と言ってもよいでしょう。

DevRel Meetupは、DevRelという単語がIT業界にまったく知られていなかった4年前から始めたものですが、活動の成果で認知度も上がってきました。会合は毎月テーマを変えて開催していて、登壇者や会場の交渉は中津川さんが担当し、当日運営は他のスタッフがやっています。

また、中津川さんのブログは技術記事が毎日更新されるのですが、これは2日ぐらいで1週間分(14本ぐらい)を書いてしまい、それが順次公開されるのだとか。その他にもウェブメディアなどに多数の記事を書いていて、その書く量とスピードには驚かされるばかりです。記事を早く書くコツを聞いたところ、「先に考えるのは起承転結だけで、あとは出だしに合わせて書いていきます。誤字チェックはしますが推敲はあまりしていません」という答えが返ってきました。

エバンジェリストはピン芸人! 大森彩子さん

最後はマイクロソフトでAzureのCognitive ServicesなどAI関連のエバンジェリストを務める大森さん。大森さんも同社に14年ほど在籍していて(偶然ですが今回の出演者は在籍年数の長い人ばかりでした)、入社当時からエバンジェリストという役職はあったそうですが、最初の頃は認知度が低く、社外でエバンジェリストと名乗っても「それ何?宗教?」みたいな言われようだったそうです(エバンジェリストは「伝道師」のような意味合いの単語です)。

マイクロソフトには20人ぐらいのエバンジェリストが在籍していて、各自それぞれに担当サービスを持って活動しています。会社からも得意領域を持つように言われているばかりか、「エバンジェリストはピン芸人だから」とまで言われているそうです。また、多くの社員の中からどういう人がエバンジェリストになるのか?と聞いたところ、新しい製品をどうやったら使ってもらえるかがエバンジェリストのミッションなので、そういうことを伝える素養のある人が選ばれているとのことでした。

第2部:エバンジェリストにいろんなこと聞いてみた!

休憩をはさんで第2部は、エバンジェリストに聞きたい話をMC側でいくつか用意し、それをネタに出演者の皆さんとフリートークを展開しました。

エバンジェリストの定義

最初の質問は「あなた/会社におけるエバンジェリストの定義は?」。会社によってかなり異なるのでは?という予想のもとに出した質問ですが、回答はこんな感じでした。

  • 外に話をしに行く人だけど、単に話すだけでなく相手のLINEに対する価値観を変えるのがミッション。(櫛井さん)
  • ファンを作るのがミッション。技術が好きで会社も好きという人を選んでいる。(横田さん)
  • プリセールスに近い活動。知ってもらって使ってもらうのが目標。サービスのステージや会社の目標によってやるべきことは変わるので、請負先ごとに業務内容は異なる。(中津川さん)
  • 若いユーザにとっては『会いに行けるマイクロソフトのエンジニア』という感覚らしい。特に大企業の場合は、エンジニアが目の前にいて直に質問できるのはユーザにとって貴重。(大森さん)

全体的に見ると、傾向としては似ているようにも思いますが、それでも目標やミッションは少しずつ異なるようです。でも中津川さんのコメントにあるように、サービスや会社の目標によってエバンジェリストの業務内容は変わるので、そうだとすると当然とも言えますね。

エバンジェリストの楽しみとつらみ

次の質問は「エバンジェリストの楽しみとつらみ」。これはいろんなコメントが出たのですが、つらいことの1つに挙げられたのが「移動」。エバンジェリストは各地に出向いて講演する機会が多く、最初のうちは旅行気分で楽しいのですが回数を重ねると苦痛になるという話です。関連して「移動中に講演資料を作るか?」という質問もあり、これには櫛井さんのみ「作ってから乗る」、他の3人は移動中に資料作成やコーディングをしているそうです。「新幹線に乗っているとネットが中途半端に切れるので資料が送れなくて困る」(櫛井さん)というコメントもあり、インフラの進化もエバンジェリストにとってはいいことばかりではないようです。

そんな苦労もありますが、エバンジェリストの楽しみとして「いろんな人に会える」(櫛井さん)「客がサービスを使い始めてくれるのがうれしい」(大森さん)「プレゼンしてもいいし文章を書いてもいいしコードを書いてもいいので仕事がやりやすい」(横田さん)「いろんな新しいサービスに関わることでレベルアップできる」(中津川さん)といった回答もありました。「1年後もエバンジェリストを続けたいですか?」という質問には全員が「続けたい」と回答。やり甲斐のある仕事であることをうかがわせました。

会社の看板背負ってる?

次の質問は「会社の看板を背負ってるとか会社の顔みたいな感覚ある?」。エバンジェリストは外部からそのように見られがちな職種ですが、当人たちの感覚を聞いてみました。

  • 仕事をもらっている立場上、ヘタなことはできないので、社員エバンジェリストよりもむしろ看板背負ってる感は強い。(中津川さん)
  • 看板を背負ってる感はあるが、顔という感覚はない。CEOは顔がすぐ浮かぶ人が多いけど、エバンジェリストはそういう人は少ないと思う。(横田さん)
  • 看板背負ってるとか顔という意識はないけど、フォロワーは多いので変なことはそもそも言えない。LINEのエンジニア文化の代表と思われているという意識はある。(櫛井さん)

総合すると「エンジニアにとっての会社の顔がエバンジェリストである」(馮さん)ということのようです。

社内からもたくさん見られている櫛井さんと横田さん

また、櫛井さんと横田さんからは相次いで「社外よりもむしろ社内の人が自分の投稿を見ていて、社内slackに引用されたり、内容についてツッコミが入ったりする」というコメントがありました。ここから派生して、SNSの使い方で気をつけていることについてもお聞きしました。「個人アカウントのサブアカウントは持たない」(櫛井さん)「自由に書きたい話は仲間内だけでやってるマストドンに書く」(横田さん)「facebookはグループとメッセージのみ利用」(中津川さん)など、それぞれ工夫されているようです。「エバンジェリストは顔が知られているのでSNSで暴言や誹謗中傷を受けることがある。対応ガイドラインもまだ整備されていないので経験で対応するしかない」(大森さん)という問題もあるようです。

エバンジェリストって誰でもできる仕事?

この他にもいろんな話題が出たのですが、特に筆者が聞きたかったのが「エバンジェリストは誰でもできる仕事なのか?」でした。「わかりやすく伝えるのは向き不向きがあると思う」(櫛井さん)「テクノロジーに対する熱さとかモチベーションのある人が向いている」(大森さん)という答えがある一方で、「スタートアップの小さい会社はエバンジェリストを雇う予算はないので全員でやるしかない。そういう意味では、本当は社員みんながやらなきゃいけないこと」(中津川さん)という回答もうなづけるものがありました。

また、これに関連して中津川さんからは「エバンジェリストって、コードが書けてブログが書けてプレゼンもできるスーパーマンなんだから給料は高くあるべき。でもそれだと日本の会社では雇えないので、そこからMOONGIFTの仕事が始まった」という話がありました。しかし出演者の皆さんは会社からエバンジェリスト手当などはもらっていないという話をしていたところ、ある参加者からの「私の勤務先は登壇手当があります」という発言に出演者一同大興奮! 今すぐオレを雇ってくれと言わんばかりの反応はちょっと笑えました(笑)。

おわりに 〜大切なのは話術ではなく熱量〜

こんな感じで大いに盛り上がったフリートークもあっという間にタイムアップ。エンディングで行われた参加者プレゼント抽選会では、LINEからご提供いただいたClova(!!)もプレゼントしました。櫛井さんありがとうございます!

今回はエバンジェリストの集まりということで、話すことは慣れているであろう方々なのでその辺の心配はしてなかったのですが、自分の中の高い期待値をさらに上回るトークセッションができたように思います。これもひとえに出演者の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!

そして、エバンジェリストというと「イベントで講演する人」というイメージを持っている人が多いかと思いますが、講演は製品やサービスを説明する手段の1つに過ぎません。ブログや書籍など文字で伝えたり、もっと今風の手段としてはYouTuberのように映像で伝えるとか、その他の表現方法もあるでしょう。そこで大事なのは話術やスライドの作り方といったテクニックよりも、自分が伝えたいものをいかに「これは良いものですよ」という気持ちや熱量を込めて伝えられるかであることに、トークセッションを通じて気づかされました。プロレスでも技よりも気持ちが大事とか言ってるのをときどき耳にしますが、それと同じことかもしれません。自分にとっても学びの多い試合になりました。この試合を組んで本当によかったです。

次回のTechLIONは、12月か1月ぐらいに開催できればと考えています。とは言うものの、まだ何も企画を立てていないので、そろそろ馮さんと飲みに行くか(爆)。試合が決まりましたらアナウンスしますので、ぜひ遊びに来てください!

付録

イベントの写真や動画を公開しています。会場の雰囲気を感じてもらえたら幸いです。

vol.34「エバンジェリストのお仕事」ありがとうございました!

TechLION vol.34 ご出演のみなさま、ならびにご観覧くださったみなさま、スポンサー各社様、会場ご提供サイボウズ様、今回も本当にありがとうございました。

今回のまとめはこちらです。
TechLION vol.34 with tech@サイボウズ式「エバンジェリストのお仕事」

本日の放映は、後日TechLION TVにもアップされますので、しばしお待ちください。

次回の開催は未定ですが、情報は随時更新いたしますので、引き続き当サイトでのチェックをお願いいたします☆
これからもTechLIONをよろしくお願いいたします!

vol.32Returns 無事終了!ありがとうございました☆


写真:馮さん提供

5/17(金)TechLION vol.32 Returnsにご出演ならびにご観覧くださったみなさま、スポンサー各社様、会場ご提供サイボウズ様、本当にありがとうございました。
おかげさまで今回は天候にも恵まれ、無事に開催できました。

今回のまとめはこちらです。
TechLION vol.32 Returns【テクノロジー×情報】 #techlion

次回の開催は夏頃を予定しております。
情報は随時更新いたしますので、引き続き当サイトでのチェックをお願いいたします☆

vol.33 ありがとうございました!


写真:馮さん提供

改めまして、3/2(金)開催TechLION vol.33@福岡に出演・参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

twitterでの #techlion をまとめました。
TechLION vol.33 福岡ITエンジニアの生き様に迫る!~福岡インパクトはどこまで広がるのか?2018.03.02 #techlion

次回のTechLION、詳しいことが決まりましたら、またお知らせします。
情報は随時更新いたしますので、引き続き当サイトでのチェックをお願いいたします☆

TechLION vol.31 with tech@サイボウズ式、大盛況のうちに閉幕!

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

10月も中旬になり、冬の足音が聞こえ始めてきました。2017年も残り2ヵ月半となっています。

さて、先日9月26日に開催したTechLION vol.31 with tech@サイボウズ式、ご案内しているとおり過去最大となる140名のお申込み、当日もほぼキャンセルなく、満席となる状況での開催となりました。

今回の会場は、TechLIONとしては初めてとなる、サイボウズ株式会社 東京オフィスイベントスペース。イベントタイトルにもあるように、サイボウズさんのメディア『tech@サイボウズ式』との共催で実現しました。

サイボウズさんの東京オフィスイベントスペース。ジャングルをイメージした会場でTechLIONにもピッタリ!
撮影:Tetsuji Koyama(@koyhoge)

今回はいわゆる飲食店やライブハウスではない会場だったこともあり、飲食もこれまでとは異なるスタイル。今や、寿司や天ぷらと同じぐらい和食から世界食になりつつある弁当(BENTO)とドリンクとともに、参加者の皆さんをお迎えしました。

撮影:Tetsuji Koyama(@koyhoge)

「セキュリティエンジニアっておいしいの?」をテーマに、辻伸弘氏、根岸征史氏、piyokango氏の3名をお招きし、前半は2017年のセキュリティ事件簿、後半は3名のパーソナリティに踏み込みながら、セキュリティ業界&セキュリティ人材にまつわる内容でトークが繰り広げられました。

撮影:Tetsuji Koyama(@koyhoge)

インターネットが社会インフラとなった今、情報セキュリティ・インターネットセキュリティへの意識、それを遵守する体制がますます必要になっていきます。そのような中、3名がなぜ今、セキュリティ業界に関わっているのか、それぞれの経験や考え、本音を交えた、笑いあり、シリアスな内容ありで、あっという間の2時間となりました。

撮影:Tetsuji Koyama(@koyhoge)

詳しくは、YouTubeアーカイブやTogetterによるまとめをご覧ください。また、2017年11月刊行予定の『シェルスクリプトマガジン』Vol.51にて、当日の模様が掲載される予定です。

YouTubeアーカイブ


まとめ

 

 

TechLION、2017年の開催は今回が最後となります。ただいま、vol.32の開催に向けてスタッフ一同、鋭意企画中です。また来年、会場でお会いしましょう!(ちょっと早いけどw)