10年後の生活を支える最新IT動向を予測する4名が登場!TechLION vol.23は10月20日開催

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

今週,自分が関わっている事業の一環で青森県弘前市に行ってきました。弘前に行くのは1年ぶり2回目。9月も半ばということもあって,すでに冬の気配を感じさせる気候でした。とくに朝晩は肌寒く,気温も14度。もう秋がすぐそこまで来ていますね。

こちらの写真は,合間の時間に田舎館村で観てきた田んぼアート。色の異なる稲を絵具代わりに巨大な絵を描く,自然を最大限に活かしたアート作品。こちらは『STAR WARS』の世界を表現したもの。これはスゴイ!

田んぼアート。 iPhoneの普通の撮影では撮りきれなくてパノラマモードを使用しました。
田んぼアート。
iPhoneの普通の撮影では撮りきれなくてパノラマモードを使用しました。

新スタッフ追加!

季節の変わり目を迎えた今,TechLIONに新しいスタッフが増えました。田中千晶さんです。Webの世界で活躍する彼女には,本ブログの執筆を中心に,イベントなどのサポートを担当してもらいます。次回会場で会えるかも?!皆さん,お見知りおきを。

田中さんのプロフィールについてはスタッフ紹介ページをご覧ください。

vol.23,登壇者4名決定!

さて,TechLION vol.23開催まで1ヵ月あまり。ついに登壇者が全員決まりました。今回は全4名によるトークになります。

テーマは「10年後の生活を支える最新IT動向」。

日進月歩するIT技術は,専門的な用途のためだけにあるのではありません。今はまだ目新しく,触れることがないものでも,近い将来,それこそ10年後にはあたまりまえになっている可能性があるのです。たとえば,今ではあたりまえになったインターネット。これは元々アメリカの研究機関が軍事目的に開発していたものでした。

このように,未来にはあたりまえになり,私たちの生活を支えるであろう“今の”最新のIT動向に着目し,4名のスピーカーにその可能性,その先にある世界について語っていただきます。

まずはすでにアナウンスしているお2人。

Webを支える最新技術,HTTP/2

1人目は前田薫さんです。いまやインターネット=Webと言われるぐらいあたりまえとなった「Web」の基礎技術,HTTPの次期バージョン,HTTP/2をテーマに,WebとWebを支える技術,その先にある未来についてお話いただきます。

IoTとWebサービスで課題解決をするmyThings

2人目はYahoo! JAPANが開発した課題解決のためのアプリケーション「myThings」のエヴァンジェリスト,山本学さん。myThingsはIoTやWebサービスを組み合わせることで,私たちの身の回りの課題を解決してくれる生活に密着したアプリケーションです。まさに,10年後と言わず,今の生活を支えてくれるIT技術と言えるでしょう。

そして追加の2名をご紹介します。

先端技術が未来の普通を創りだす

3番手には,株式会社ユビキタスエンターテインメント(UEI)取締役副社長兼CTOの水野拓宏さんが登場します。UEIは「ハッピー・コンピューティング~先端技術でみんなの笑顔を作ります」をコンセプトに,先端技術を取り入れたさまざまなプロダクト・サービスを生み出す会社。そこでCTOを務める水野さんに,エンジニア視点で考えるITと未来の生活を語ってもらいます。余談ですが,水野さんと僕は大学の同級生だったりします。

HEARTをキャッチするサービスはどうやって生まれるのか?

最後にご紹介するのは,紅一点,今年「人々の「HEART」を掴む商品やサービス、プロモーションを責任もってプロデュースすること」を理念に掲げて設立した株式会社HEART CATCH 代表取締役を務める西村真里子さん。西村さんはこれまで,Web関連ツールやITを活用したクリエイティブエージェンシーのプロデューサーとして,世界をまたにかけて活躍してきた人物で,つねにITの最新動向を見続け,それを私たちの生活に近づけてきた仕掛け人。どんなお話が伺えるのか,今から楽しみです。

 

さてさて。

先ほど紹介した『STAR WARS』,一般公開1作目となるエピソード4が上映されたのが1977年,今から38年前です。その頃から技術がどう進化して,私たちの生活はどう変化したのか。振り返ってみるとさまざまなことが思い出されるでしょう。ちなみに1977年はアメリカにOracleが誕生した年。その1年前の1976年にはAppleが,さらに1年前にはMicrosoftが誕生した年です。今,私たちの身の回りにあるあたりまえのIT技術を生み出した企業は,この頃に生まれていたのです。おそらく当時のエンジニアたちも,熱い議論を交わしながらより良い未来を目指してさまざまなものを開発してきたのではないでしょうか?

今回のTechLIONでは,こうした企業が取り組んできたように,今の最新IT技術を見つめ直しながら,10年後の生活を支える技術,10年後の普通について,バラエティに富んだ4名に放談していただきます。

次回vol.23の開催日は2015年10月20日,場所は僕たちのホームスタジアムSuperDeluxeになります。

ぜひご参加ください!

 

■参加申し込み方法

  • 料金パターン1(事前予約・事前支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
  • 料金パターン2(事前予約・会場支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
    (当日受付にて現金をお支払いください)
  • 料金パターン3(予約なし・会場支払) 3,200円(1ドリンク700円分込)
    (事前予約で満員となった場合、ご入場できなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください)
  • 事前予約フォーム
    TechLION vol.23

 

次回担当は高坂さんです。よろしくお願いします!

 

2年ぶりの地方遠征!街の暑さにも負けないアツい夜となったTechLION vol.22@京都

2年ぶりの地方遠征!京都・鴨川近くのライブハウスでアツい夜を

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。暑いですね。ほんとに。

そんな暑さを吹き飛ばすぐらいアツい夜を京都で過ごしてきました。そう、TechLION vol.22@京都。TechLIONとしては2年ぶりの地方遠征です。会場となったスワロウテイルは満員で、たくさんの聴講者の前で、京都および関西に縁のある4名のスピーカーが、アツいトークを繰り広げました。

kamogawa

さっそく当日の模様をお届けします。

swallowtail

 

約40年の歴史を持つ伝統クラブの裏側に迫る
~京大マイコンクラブ今昔物語

pastak

乾杯!乾杯!乾杯!
 
いきなり3回の乾杯で始まったTechLION vol.22、最初のセッション。

これはトップバッターを務めるPasta-Kさんが所属するKMC(京大マイコンクラブ)に伝わる乾杯のスタイル。1977年に設立以来、約40年続いているこのクラブの変遷について、設立当時はまだ生まれていなかったPasta-Kさんが、さまざまな出来事とともに振り返りました。

KMCが設立したのは今から37年前、まだ昭和、そして日本が高度成長期を終え、安定成長期に入るタイミングでした。11名でスタートしたKMCは、その時代その時代の文化や技術をふまえながら多くの学生を輩出し、日本におけるコンピューティング文化をけん引する団体の1つとして確固たる地位を築いてきました。ちなみに、冒頭で紹介した「乾杯!×3」(乾杯三唱)というのは、1982年に初めて行われ、今も続く伝統となっているそう。「このころから、新入部員を受け入れる体制が整備されて、今の礎が築かれたと思います」とPasta-Kさんは当時を思い描いてコメントしました。

また、1984年には部室に家宅捜索が入るなど、さまざまな出来事があった中、インターネットという観点で大きな出来事となったのは1998年にISDN化、1999年にドメイン取得、2000年にKMC専用Webサイト公開を行ったとのこと。まさに日本のインターネットやWebの歴史と重なるところでもありますね。ちなみに、1998年には『Software Design』での連載もスタートしています。

2000年代に入るとコミックマーケット出展(2002年)、部員のプロジェクトが未踏ソフトウェア創造事業に採択(2005年度上期)、ACM 国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC) 世界大会14位入賞(2006年)など、外部への展開や情報発信を積極的に行っていくようになりました。

KMCの部員は総勢130名(幽霊部員含む)で、実は京大生でなくとも、部費を払って承認されれば入会できるとのこと。これは意外でした。

あっという間の30分で、Pasta-Kさんは「今はKMC出身の人がIT関連の企業で活躍していることも多く、昨年は学園祭のKMCブースにPepperが展示できるなど、可能性が広がっています。自分たちもぜひ続いていきたいですね」と歴史と伝統のあるKMC部員の一人であることを誇りに思うコメントで締め括りました。

 

はてながインターンに力を入れるワケ
~はてなとインターン

次に登場したのは、京都のIT企業として注目を集める株式会社はてなの執行役員サービス開発本部長でもあり、創業メンバーの一人でもある大西康裕さん。

onishi

大西さんは2001年に現代表取締役会長の近藤淳也氏らとはてなを創業し、今に至ります。京都で立ち上げた後、本社を東京に移すなどしながら、現在は京都(本社)と東京(支社)の2ヵ所に拠点を構えており、社員数は京都51名、東京39名とのこと。

このように企業として成長する中で、はてなとしてITやインターネット業界に、そして社会に貢献できることは何か?として始めたのが今回のテーマでもある「インターンシップ制度(以降インターン)」です。

2015年現在、多くのIT企業がインターンに取り組んでいますが、はてなはこうした企業の中でもいち早く2008年に第1回目のインターンを行いました。

「当時は初めての取り組みだったので、私たち自身も手探りでした。インターンは1セット4週間で行うのですが、最初のときはその感覚がわからずに、8月と9月の2セットを行ったんです。今思うと無謀でした(苦笑)」と大西さんは振り返ります。

というのも、インターン自体は会社全体で取り組む事業の一環ではあるものの、当時はエンジニアの数が10名未満、インターンの学生が10名と受け入れ側のほうが人数が少ないという状況で、かつ、通常業務の中での新規取り組みだったので、それは大変だったそう。「死ぬかと思いました」という、どこまで冗談なのかわからないコメントも聞けました。

年々継続していく中で、インターンの内容が充実してきています。実プロジェクトへのアサインはもちろんのこと、職域に応じたプログラムなど、目的に合わせた内容に落とし込まれているそうです。さらにインターン期間中はイベントもたくさん予定していて、成果による表彰や歓送迎会といったものから、遠方からの学生さん向けには休日の観光やハッカソンも用意されています。このあたりは、経験値の高さがあるからこその充実度ですね。

大西さんはインターンの意義について「今の世の中、Webサービスを勉強するための情報やツールがネットにはたくさんあり学ぶ機会が増えていますが、実際に動いているプロジェクトに参加する機会はまだまだそれほどありません。私たちが用意するインターンでは、参加することで実際のプロジェクトを体感できるようにしており、これこそがインターンの意義であり価値だと考えています」と説明しました。

また、はてなのインターンを経験した学生の中には、現在、はてな内外で活躍しているメンバーが多数いるそう。こうした状況について「私たちはインターネットで多くのことを学んだので、(インターンを通じて)インターネットで返せたら嬉しいです」と、さまざまな困難を伴いながらも、一個人としてインターンに積極的に取り組んでいる姿勢が大西さんのプレゼンテーションから伝わってきました。

TechLIONが開催されたのは8月7日で、翌週8月10日からは今年のインターンが始まるタイミングで「これ(TechLION)が終わったらすぐに準備です」と、大西さんはもうすでに次のインターンに向かっているのが印象的でした。

 

勉強会やセミナーの意義ってなんだろう?
~勉強会とかセミナーとか

休憩を挟んで3番目に登場したのは、今回唯一京都府外、大阪からの参戦となった合同会社かぷっと代表の川合和史さん。

kawai

川合さんはMCを務めた法林GM、そして私、馮ともさまざまなところでの接点が多い間柄。とくに法林GMとは、関西オープンフォーラム(KOF)という関西のITイベントに関して運営として一緒に活動したり、実際にセッションのMCを2人で務めるといったことをしています。私もKOFでお二人がMCをしているステージに登場した他、川合さんが主催しているWeb系イベント「まにまにフェスティバル(通称まにフェス)」のスピーカとしてお招きいただいたこともありました。

そんな背景もあったことから、このセッションでは「なぜ勉強会やセミナーを行うのか?」という本質的なテーマについて、三者による運営視点でのトークが繰り広げられました。

川合さんは勉強会やセミナー(以降イベント)の運営について次のようにまとめました。

まず、最初に何をするか決める/とりあえずスケジュールから決める。次に場所を決める。協賛をつのる。告知する。あとはがんばる。

「とくに最後のがんばるということが大事です(笑)」とした上で、さらに豊富な経験を持っているからこそのコメントがありました。それは「イベントが終わったあとに余力を残しておく」です。

どういうことかというと、イベントというのは終わったときに達成感と疲労感が襲ってきて、そこで終了となりがちなもの。しかし、運営者としてはそこで終わりではなく、イベントが終わったあと、関係各所へのフォローアップが求められるのです。たとえば、登壇してもらったスピーカーや参加者への御礼、会場撤収や諸々の精算などなど。

この点については法林GMも「ゴールから200m走る力を残しておくことが大事ですね」と相槌を打っていました。

そして、なぜイベントをやるのか?については、「自分の場合は、個人的になんとなく、やりたいから」と川合さんは述べ、「だから、自分がやりたいことをやりたいペースでできるイベントにしている」と、説明しました。

さらにイベントを開催するメリットとして「自分が知りたいことを知れるのはもちろん、自分も参加者もたくさんの人と出会え、また次の世界が広がる可能性が高まる」と、イベント運営の醍醐味について経験とともに紹介しました。加えて川合さんは「私は積極的にガンガン話しかけるタイプじゃないですが、それでも場(イベント)をつくることで自然と出会いを生み出せます」という、また別視点でのメリットについての話も印象的でした。

最後に、今年のKOFの開催日(2015年11月6、7日)まにフェス(2015年12月19日)の開催をアナウンスしてセッションを終えました。関西方面の皆さん、足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

その認識あってますか?
~技術者にとってのセキュリティとプライバシー

トリを務めたのは立命館大学情報理工学部教授で、過去に総務省での通信規格とセキュリティ政策担当も務めた実績を持つ上原哲太郎先生。

uehara

上原先生はトップバッターのPasta-Kさんと同じくKMCに在籍していて(27年差とのこと)、元KMC顧問でもあります。ちなみに現在、KMC最年長部員だそうです(実はPasta-Kさんのプレゼンテーションの際もちょくちょく登場されていました 笑)。

上原先生はご自身の活動分野である情報セキュリティ、そして、今さまざまな場面で注目を集めるプライバシーについて解説を行いました。

まず、TechLIONでも過去1つのテーマとして取り上げた“情報セキュリティ”について。これは、自社の情報を奪いに攻めてくる(攻撃される)ことに対してどのように防ぐか、対策を考えることが大事。その際、「現在のインターネット社会では開発者の無知も問題になりうる時代になっていて、対策がきちんとできていないことが損害賠償の対象になりうる」と上原先生は説明しました。

法律上ではそうなっているとは言うものの、「それでも事故は起きるもの」というのが上原先生の持論。なので、事故が起こらないようにするのと同じように、事故が起きたときの対策、動き方を考えておくことも大事と力説しました。

さらに力強く語ったのがプライバシー問題。この件について上原先生は「マイナンバー問題、皆さんはどう思っていますか?」と会場への投げかけから始めました。マイナンバーの詳細については関連文献や資料をご覧いただくとして、この10月から、事業内容によっては必ず扱うデータになります。

ここで上原先生は「多くの人が誤解しているのが、マイナンバーの漏洩問題。マイナンバーそのものはIDであり、単なる番号。だからこれだけが漏れることについては実は危険ではないんです。それよりも危険なのは、マイナンバーに紐付けられた(個人情報など)他の情報。現状は“マイナンバー”という単語だけがひとり歩きしているのです」と、各種報道や周囲の環境が生み出してしまった誤解について、改めて専門家としてのコメントを述べました。

その上で、「マイナンバーはプライバシーを扱う可能性があるため、個人情報およびセキュリティとは別物として考えなければいけない」と説明しました。どういうことかというと、「(個人情報の)セキュリティは、企業や組織にとっては防衛するもの。なので、そこに関わる人全員の目的や意識が同じ方向に向きやすいです。しかし、プライバシーは個人の尊重であり、個人の権利となります。そのため、人それぞれ価値観や意識がバラバラ。マイナンバー制度ができることによって企業や組織はそれらをどうまとめるか、それが難しいのです」としました。つまり、守るべきものと(多様性を)認めるものの違いをきちんと意識して扱わなければならないということです。

最後に上原先生は「エンジニアというのは一般人から見れば魔術師(のように見えます)。ですから、何をしているのか信用を得るためには、(ただつくったり技術を磨くだけではなく)何をしているのか、何のためにやっているのかを説明することが大切ですね」とエンジニアの心得を述べ、発表を終了しました。
 

インターネットを通じた人と社会のつながりが見えたvol.22

以上、四名によるプレゼンテーションがあっという間に終了しました。今回、具体的なテーマを決めない形で(強いて言えば京都という土地)構成したTechLION。一見バラバラのように見えたかもしれません。しかし、振り返ってみると、学生からの情報発信、地場の企業とITへの貢献、コミュニティ、個人としての関わりとエンジニアのあるべき姿などなど、何か一本の軸が見えたのではないでしょうか。それは、インターネットを通じた人と社会のつながりです。この先、ますます技術が進化し、社会とインターネットが密接になることが予想される中、エンジニアとしてはもちろん、その中の社会の一員としてどうあるべきか、古都京都で気づきの得られた時間になったように思います。

改めまして、スピーカーおよび参加者・聴講者、スポンサーの皆さん、ありがとうございました。

 

さて、次回TechLION vol.23は10月に東京で開催予定です。テーマは今回の流れにも通ずる「10年後の生活を支える最新IT動向」。まもなく詳細情報を発表しますので、お楽しみに!

all

8月7日開催、TechLION vol.22全タイトル発表!

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

いやー、暑いですね。梅雨明け前に猛暑日が来るとは……。水分補給などこまめに行って熱中症対策をしていきましょう。

夏の京都でTechLION!

さて、今年の夏のTechLIONの開催まで1ヵ月を切りました。今回は久々の地方遠征、京都での開催です。京都と言えば、日本を代表するエンターテイメント企業「任天堂」の本社がある場所です。先日、4代目社長の岩田聡氏がお亡くなりになりました。お悔やみ申し上げます。

任天堂以外にもたくさんのテクノロジー企業が多く、IT/Web関係の企業や団体が数多く存在する地域の京都、どんなアツい夜になるのか今から楽しみです。ちなみに、京都開催に至った経緯については法林GMのエントリ「関西ではTechLIONやらないんですか?」をご覧ください。

開催概要

  • 名称:TechLION vol.22
  • 日時:2015年8月7日(金) 19:00開場、19:30開演、22:30終了予定
  • 場所:京都スワロウテイル
  • 料金:前売2,000円、当日2,500円(1ドリンク付き)
夏の二条城。
夏の二条城。

それでは、今回はvol.22の出演者と演題概要についてご紹介いたします。

はてなとインターン/大西 康裕氏

京都にあるWeb企業といってパッと思いつくところの1つがはてなです。2001年の設立後、はてなダイアリーなどの各種WebサービスとともにインターネットやWebを通じたコミュニケーションプラットフォームを提供しています。今回、同社 執行役員サービス開発本部長の大西康裕氏をスピーカーに迎え、2008年から実施している「はてなサマーインターン」についてお話いただきます。はてなが取り組む学生との交流とその裏側、インターンを通じて得られたことや知見についてぶっちゃけトークをしていただきます!

京大マイコンクラブ今昔物語/Pasta-K氏

続いて、設立から40年位上の歴史を持つ京大マイコンクラブより、Pasta-K氏にご登壇いただきます。今回の京都遠征のきっかけを作っていただいた方でもあります。京大生かつ京大マイコンクラブに在籍のPasta-K氏には「京大マイコンクラブ今昔物語」と題して、同クラブの歴史を振り返っていただきます。余談ですが、僕が入社してすぐに配属された『Software Design』では、Linux/98(NECのPC-9801で動くLinux)に関する連載が掲載されており、京大マイコンクラブの皆さんに執筆担当・協力をしていただいておりました。懐かしい(連載期間1998~2001年)。

技術者にとってのセキュリティとプライバシー/上原 哲太郎氏

突然ですが、皆さん、インターネットにおけるセキュリティとプライバシーの違い、わかりますか? 今回、立命館大学情報理工学部教授でもあり、情報システムのセキュリティ分野の第一人者でもある上原哲太郎氏をお招きし、「技術者にとってのセキュリティとプライバシー」と題して、技術者が意識すべき「セキュリティ」と「プライバシー」の問題についてお話いただきます。インターネットを通じたさまざまなトラブルから「セキュリティ」への意識が高まる反面、「プライバシー」への理解というのが薄れがちでもあります。今回、改めてこの2つのテーマについてじっくり解説していただきます。

勉強会とかセミナーとか/川合 和史氏

最後は、京都の隣、大阪から参戦、合同会社かぷっとの川合和史氏です。川合さんは、関西で行われるさまざまなイベントのキーマンの1人で、運営の裏側にも表側にも立つ人物。僕もTechLION以外のイベントで何度かごいっしょさせていただきました。今回、同じく関東(いや日本全国かw)のイベントのキーマンでもある法林GMも加えて、3人で勉強会やセミナーの今について、運営者の立場からぶっちゃけトークをし、この先5年、10年のIT/Web系イベントのあるべき姿について放談したいと思っています。

 

以上、どれも魅力的なセッションばかり。京都にお越しの皆さんはぜひご参加ください。ちなみにTechLION vol.22が開催される8/7と同じくして、8/7~8にオープンソースカンファレンス2015 Kansai@Kyotoが開催されています。ぜひ併せてご参加ください!

TechLION vol.22

次回の担当はファン増加中と噂の星さんです~。

ゲームのネットワークインフラ、モンストの舞台裏、INGRESSレベルアップテク&地域貢献、オンラインゲームのチート行為を斬る~TechLION vol.21はまるまるゲーム特集!

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

早いもので5月も後半戦。今年の5月はゴールデンウイークから快晴の日が続きましたね。日本全国行楽日和で、観光地にはたくさんの観光客が集まって賑を見せていたようです。かくいう僕も、ゴールデンウイークに善光寺をはじめ、長野県に行ってきました。

こちらはその中からの一枚。そう、戦国時代に上杉謙信と武田信玄が火花を散らした、川中島古戦場跡の石像です。迫力ありました。

まるでゲームの一コマ。 当時の合戦は実際にはどのような状況だったのでしょうか……
まるでゲームの一コマ。
当時の合戦は実際にはどのような状況だったのでしょうか……

さて、このまま夏に……と行きたいところですが、日本には梅雨がありますね(※一部地域を除く)。雨が降ると外出するのが億劫になるもの。そんなとき、皆さんは何をしますか? 部屋の中で読書をしたりDVD観賞をしたり……。

そして、いまはとくにゲームをする方が多いのではないでしょうか。

ということで(無理やりつなげますがw)!

次回TechLIONは「ITとゲーム」をテーマに、多彩なゲストとともに熱いトークをお届けします。

サーバ/ネットワークインフラ技術の過去・現在・未来

まずは久々の獅子王、テコラス株式会社技術研究所所長 伊勢幸一氏をトップバッターとしてお迎えします。伊勢さんはスクウェア(現スクウェア・エニックス)に入社後、北米でのCG映画製作への参加、PlayOnline/FF11プロジェクトへの参画、さらに2005年にライブドアに入社後はデータホテル設立に関わり、大規模ネットワークインフラの管理運用を行うなど豊富な経験をお持ちです。これらの経験を元に、ゲームとネットワークインフラというテーマで、過去・現在・未来のサーバ/ネットワーク技術についてお聞きします。

モンスト運用の舞台裏

第二部のジャングルバス.comにもステキなゲストを3名お迎えします。

まず、昨今のスマホゲームの中で、日本から世界に発信し、国内ユーザ数2,100万人を超え、まさにモンスター級の人気を誇る「モンスターストライク」、通称「モンスト」チームから、インフラを担当する株式会社ミクシィ モンストスタジオ所属サーバーエンジニアの清水勲氏にお越しいただきます。リリース直後から一気に人気を集め、世代や国を越えて世界各国に2,500万人以上のユーザを抱える中、その大規模システム支えるインフラをどのように設計し運用しているのか、TechLIONのMC2人が切り込みます。

INGRESS、やってますか?

続いて、こちらもIT/Web業界、そしてブロガー界隈に人気を集め、今では企業や自治体とのコラボレーションも活発になってきた、多人数参加型位置情報ゲーム「INGRESS」を取り上げます。スピーカーには、Webディレクターとして活躍し、INGRESSのさまざまなプランニングに関わり、ご自身もヘビーなINGRESSユーザである伊藤学氏をお呼びしました。地域活性に役立つと注目を集めるINGRESSの魅力、さらに、TechLION参加者にだけ教えるINGRESSレベルアップテクニックをお届けします。

オンラインゲームのチート行為を斬る

第二部のトリは、TechLION2回目の登場となる、サイボウズ・ラボ株式会社、SECCON実行委員長の竹迫良範氏。今回はとくにSECCON実行委員長の立場から、「オンラインゲームのチート行為」をテーマにお話いただきます。そのバッドノウハウ?良いの?悪いの? 竹迫さんならではの見解で、ぎりぎりのラインをお伝えします。

 

以上、イベント時間内に収まりきるか不安なぐらい、非常に盛りだくさんの内容を予定しております。

場所は恒例のSuperDeluxe、開催日時は5月25日(19:30スタート)です。皆さま、ふるってご参加ください!

また、次回のブログでは星さんがvol.21のプレゼントを紹介します!今話題の、本日発売のあの新刊(某シェルプログラミングの本)も用意していますので、ぜひ会場でゲットしてください。

 

TechLION vol.21
・日時:5月25日(月)19:00開場、19:30開演、22:30終了予定
・場所:SuperDeluxe

事前予約フォーム
TechLION vol.21

TechLION vol.20,来週24日いよいよ開催!~ITの20年―過去・現在・未来―を語る

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

早いもので3月も中盤を過ぎました。皆さん,スギ花粉,大丈夫ですか? 僕はかなりやられています苦笑
(それ以上にオープン戦の巨人の戦い方がモヤモヤしすぎてフラストレーションが溜まっていますw)

それはさておき,2015年最初のTechLION vol.20,いよいよ来週3月24日に開催です。

すでにご案内しているとおり,今回は20回目の記念開催,そこで20という数字にちなんで,20年前のIT/インターネットをテーマにスピーカーの皆さんをお呼びしました。

今回ご登場いただくのは,IT/インターネット業界で20年以上活躍されている皆さんです。それぞれの得意ジャンル・守備範囲・扱ってきた内容に関する20年の歴史について語っていただきます。

お三方の演題は次のとおり。

  • Javaの20年 / 櫻庭 祐一
  • 20年前のバックアップテープと格闘して思ったこと ftp.iij.ad.jp@1993 / 堂前 清隆
  • 災害コミュニケーション~災害時におけるIT利活用とその課題~ / 松本 直人

さて。

20年前の1995年と言うと,IT/インターネットの分野が大きく生まれ変わったターニングポイントの年でもあります。この年に誕生したものの代表格として,Windows 95がありますね。このOSが登場したことで,一気に家庭にコンピュータが普及したと言っても過言ではないでしょう。

Javaの20年

さらにJava。今や言語としてはもちろん,基盤技術としても重要な役割を担っており,スマートフォン~サーバサイド,そしてクラウドまで,Javaが関わる範囲は多岐にわたります。

櫻庭さんのコーナーではこの「Java」にフォーカスを当て,Javaが歩んできた20年,また,櫻庭さんご自身が注目してきたJava SEを中心とした技術の変遷,さらにJavaOneという世界最大規模の開発者カンファレンスの動向など,まるっとJavaについて語っていただきます。

ストレージの20年

この20年ソフトウェアだけが進化したわけではありません。ストレージも大きく変化しました。20年前に主流だったテープドライブから,年々メディアはコンパクト化しながら,容量は大規模化し,ストレージの特徴は大きく変わりました。今では手元に置くだけではなく,インターネットの向こう側にデータを保存するクラウドストレージまで存在します。

堂前さんのコーナーでは,20年前のバックアップデータを題材に,そのテープの中に含まれていたデータが何だったのか――会場で大公開! この20年におけるデータバックアップとストレージ,それを取り巻く環境についてお話いただきます。

コミュニケーションの20年

ソフト,ハード,この2つの存在の20年とともに,最も大きく変わったものがあります。それは「情報」です。そして,情報を軸にした人間のコミュニケーションスタイルが大きく変わりました。20年前と言うと,あの悲しい阪神大震災が起きてしまった年でもあります。また,3月という月は4年前に起きてしまった3.11――東日本大震災への意識が強くなります。どちらもこの日本で起きてしまったつらい災害です。そのとき何が起きて,被災した方,周囲にいた方,そして自分たちが何を考え,どう行動したのか。

最後の松本さんのコーナーでは「災害コミュニケーション」を題材に,実際に災害時におけるインターネット活用に取り組んだ松本さんご自身の印象と感想,それを踏まえて,今の時代に起こりうるであろう災害に対してどういう心構えを持つべきか,そして,どのようにインターネットを活用すべきか,考察していただきます。
 
以上,ソフト・ハード・情報/コミュニケーションの20年を振り返り,最後はお三方+法林GM・馮のMC2名,計5名によるフリーディスカッションを開催します。
 

20年前の『Software Design』

ちなみに……手前味噌ですが,20年前の1995年,僕が1999年~2008年の10年間在籍していた雑誌『Software Design』(SD)はすでに刊行されていました(1990年10月なので,このとき創刊5年目。そして本日18日,最新号発売ですw)。

せっかくなので1995年のSDの表紙をお見せします。

20年前の『Software Design』
20年前の『Software Design』

Windows/インターネットなど,キーワードが時代を表していますね!さらに細かなところで,SolarisやSPARC,Perl 5,MOSAICなど,ご年配諸先輩方にとっては胸がアツくなるキーワードも見られます。TechLION vol.20当日はこのあたりの話でも盛り上がりたいところです 🙂

あ,もちろん,過去を振り返るだけがTechLIONではありません。20年という時間が生み出したものを振り返り,歴史を学んで,次の20年がどうなっていくのか――それを語っていくのがTechLIONの醍醐味です。

来週3月24日,諸先輩方も若手の皆さんもぜひ六本木SuperDeluxeに足を運んで,みんなでIT/インターネットの過去・現在・未来について語りましょう!
 

次回,開催直前情報は星さんによる豪華プレゼント紹介です~

プロ野球キャンプイン!TechLIONもキャンプイン!あ、気になるTechLIONの想い出は……

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

2月に入りました。まだまだ寒い日が続きますが、着実に春に近づいていますね。

そう、たとえばプロ野球!2月1日からキャンプインしています。

今シーズンはとくに元メジャーリーガーの日本復帰のニュースに注目です。

まずは何と言ってもドジャースやヤンキースでエース格の活躍をしていた黒田が8年ぶりに広島へ復帰。こういう形で日本人選手が現役バリバリの状態で復帰するのは初めてで、広島ファンならずともワクワクしますね(余談ですが、巨人ファンではありますが同い年というところも個人的に応援したくなるポイントですw)。

その他、平成の怪物松坂、新庄とともに北海道日本ハムの基礎をつくった田中賢介などなど、見所満載。中島はMLBに上がっていないのであえてふれません 🙂

これから2ヵ月の間、キャンプとオープン戦で一喜一憂し、そして、シーズンインを迎えることになるわけです。

さて、僕たちTechLIONも2015シーズンが始まります。前回の高坂さんのエントリでご紹介したとおり、開幕戦は3月24日(火)。テーマは20回目にちなんで「20」という数字。櫻庭さんにはJavaの20年を、堂前さんにはサーバ/インフラの20年をお話しいただく予定です。お二人のプロフィールを公開していますので、併せてご覧ください。

TechLION Vol.20
http://techlion.jp/vol20
 

■想い出は唯一出演者として参加したVol.5

さてさて。今年に入り、TechLIONスタッフによる「心に残るTechLION」として、それぞれの想い出を語っています。

僕の想い出はというと……

過去19回中、15回に参加している中、唯一、スタッフ側ではなく、出演者として参加したVol.5です。

この回は、新宿ロフトプラスワンで行われた最後(?)のTechLION。また、2011年は東日本大震災という日本にとって大きな、そして悲しい出来事があり、日本のインターネットやWeb業界にも、コミュニティや技術進化など新しい動きが見えた年でもありました。

05

Vol.5出演時。やや顔が赤い?w
Vol.5出演時。やや顔が赤い?w

今では、法林GMとともに司会進行し、出演者と話し、ときにいじる側ではありますが、このときは出演者として、よしおかさん、みやもとさん、なかにしさんとともに、壇上で酒を飲みながら、途中、追加をオーダーしながら、年末の楽しい時間を過ごしたのを強く覚えています。

MC側というと、全体の進行などについつい気がいってしまいがちですが、このときは、けっこう自由に、法林さんに進行を任せつつ、放談できました。このときの感覚は今では大きな財産です。これからもMCの立場であるとともに、出演者の目線・感覚を忘れず、たくさんの出演者の皆さん、法林さん、スタッフ、参加者の皆さんと一緒にTechLIONをつくっていきたいと思います。

さて、繰り返しになりますが、TechLION 2015シーズンの開幕戦は3月24日。ぜひとも良い回にして、その3日後に開催される巨人の開幕戦を万全の体制で迎えて、今シーズンを乗り切りたいと思います。

3月24日、ぜひご参加ください!

次回はかなりやさんです~。ピエリ守山ネタが来るかな?(謎)。
 

参加申し込み方法

  • 料金パターン1(事前予約・事前支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
  • 料金パターン2(事前予約・会場支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
    (当日受付にて現金をお支払いください)
  • 料金パターン3(予約なし・会場支払) 3,200円(1ドリンク700円分込)
    (事前予約で満員となった場合、ご入場できなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください)
  • 事前予約フォーム
    TechLION vol.20

 

プログラム

出演:櫻庭祐一、堂前清隆、ほか調整中
MC:法林浩之、馮富久
 

ゆく年2014

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

早いもので2014年もあと1週間!皆さんにとって今年はどんな年でしたか?

TechLIONは前回の鎌田さんの振り返りにもあったように、全4回のステージを実現。働き方、LL言語大集合、モノづくり、セキュリティと、ITにまつわる様々なトピックの内容で、毎回素敵なゲストの皆さんと参加者の皆さんたちと楽しく充実した時間を過ごせました。

来年も今年と同じく、いやそれ以上に充実したステージをお届けしたいと思っています。

ということで、2015年最初の回を少しだけご紹介。Vol.19の最後でもお話したとおり、次はTechLION20回目の節目となります。そこでこの“20”という数字にちなんで、“インターネットの20年”をテーマに、20年間の技術進化と環境の変遷についてお届けする予定です。

今から20年前といえば、何と言ってもWindows 95の登場です。一般家庭にまでコンピュータが浸透するきっかけとなったエポックメイキングな存在と言えるでしょう。また、最近巷でよく耳にするIoT(Internet of Things)、その基盤技術の1つでもあるJavaが登場したのも1995年です。その他、テレホーダイによるインターネットの一般化、米Yahoo!の誕生、Amazon.comサービスインなどなど、大きな出来事がたくさんあったのです。

こうした出来事が一気に重なったのは偶然なのか?あるいは必然なのか?そんなことを、お酒を飲みながら語り、そして、もちろん振り返った先にある未来について、バラエティに富んだゲストと参加者の皆さんとMCとで盛り上がりたいと考えています(たぶん3月後半ぐらいに開催)。

さて、このリレーブログも2014年は今回がラスト。改めましてスタッフを代表して、TechLIONにご協力いただいた皆さん、応援してくださった皆さんに御礼申し上げます。また来年も一緒に盛り上がっていきましょう!

それでは、皆さん、良いお年を~!!

新橋の隠れ家的な店でスタッフ忘年会。来年も良い年になりますように!
新橋の隠れ家的な店でスタッフ忘年会。来年も良い年になりますように!

2014年最後のTechLIONはセキュリティ大特集!11月25日開催

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

早いもので2014年も残すところあと1ヶ月とちょっととなりました。今年もいろいろな出来事がありましたね。TechLIONでは,3月のvol.16ではメインゲストの江崎先生他,バラエティに富んだゲストに迎えてインターネットと働き方をテーマにした回を開催し,6月にはPerl/PHP/Ruby/PythonのLL4大言語をテーマにしたLL大特集の回を開催しました(法林GMも初めてTechLIONパネリストとして登壇!)。そして,先の9月に開催したvol.18はうってかわって,モノづくりをテーマに,増井先生による全世界インタフェースの話やはやぶさのスポークスマン寺薗先生による宇宙とインターネットの話などなど,大変興味深い内容で開催してきました。

2014年のTechLION

2014年最後のTechLIONのテーマは「セキュリティ」

そして,2014年を締めくくるvol.19で取り上げるテーマは「セキュリティ」です。

システム管理者やネットサービス事業者の皆さんにとって,2014年は年初から頭の痛い問題が多かったのではないでしょうか。そう,2014年のインターネット界隈を振り返ってみるとHeartbleedに始まり,BIND脆弱性やbashに関するShellshock,OpenSSL 3.0脆弱性,そして最近ではドメイン名ハイジャックなど,あまりにもでかすぎるセキュリティトラブルが乱発した1年でもありました。

他にも大手企業による個人情報流出事件およびその余波,LINEをはじめとした各種サービスのアカウント乗っ取りなどなど,サービス提供者やエンジニアだけではなく,ユーザ側の立場としてもいろいろと考えさせられる事件が多かったように思います。

そこで,vol.19では「2014年のセキュリティ」について,識者の皆さんとともに振り返りながら,2015年の健全かつ安全,安心のネット社会を過ごすためのポイントについて考えてみます。お呼びする識者は次の3名です。

多彩なゲストともに2014年のセキュリティ事件を振り返り,安全・安心な2015年を迎えよう!

まず,JPCERT/CC 早期警戒グループリーダを務める満永拓邦氏。常日頃から,ネットセキュリティに関するアンテナを張りながら標的型攻撃などサイバー攻撃に関する分析業務に関わっておられます。まさに今回のテーマにうってつけの登壇者といえるでしょう。

2人目は,ヤフー株式会社CSO Board, 決済金融カンパニー 情報セキュリティー責任者の楠正憲氏。肩書からもわかるようにさまざまな情報セキュリティに精通し,また,2012年から政府CIO補佐官を務めるなど,情報化社会における安全に向けたコメントを伺えることでしょう。

最後は紅一点,日本最大のセキュリティコンテストSECCONから,女性限定ワークショップ「CTF for GIRLS」運営メンバでもある まり氏に登壇していただきます。CTF for GIRLSからの話題をはじめ,さまざまな角度からのコメントが期待できます。

そして,今回はこれまでのように登壇者によるプレゼンテーションは一切行わず,以下の構成で,前編パネルディスカッション形式で開催します。

  • 第1部:2014年前半の振り返り~Heartbleedからビットコイン問題まで
  • 第2部:2014年後半の振り返り~BIND,bash,OpenSSL脆弱性発覚!ネットサービスのアカウント問題も
  • 第3部:2015年のネットセキュリティはどうなる?~僕たち・私たちの安全なネット生活について考える

実はどこよりも早い2014年の忘年会です

表のテーマとしては2014年のセキュリティですが,僕個人としては(おそらくスタッフ全員w),ぜひ参加者の皆さんと一緒にお酒を呑んでこの1年を振り返ってみたいと思います。

11月25日,六本木SuperDeluxeでどこよりも早い2014年忘年会を楽しみましょう!

●開催概要:TechLION vol.19

●事前予約はこちら↓
事前予約フォーム
TechLION vol.19

次回,vol.19直前情報はスタッフの星さんがお届けします~。

9月25日開催TechLION vol.18のテーマは「未来のライフスタイルとテクノロジー」~楽しい未来をみんなで考えよう

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

9月も中盤にさしかかり、すっかり秋めいてきましたね。そして、プロ野球もリーグ優勝決定までもうまもなく。今シーズンはセパともに下馬評で優勝候補に挙がっていた巨人、ソフトバンクが現時点で首位、巨人はマジック点灯中です。そんな中、先日初めて広島にあるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:ズムスタ)で野球観戦をしてきました。もちろん巨人戦を 🙂

結果は広島のエースマエケンに巨人打線が8回2安打無失点に抑えこまれ、0-4の完敗。残念無念。

結果は残念でしが、このズムスタ、2009年に開場したばかりの新設球場でもありとても綺麗。何より、グラウンドとスタンドの一体感がすごい!そして、天然芝の緑が綺麗だった!ちなみに、僕が座ったのはビジターパフォーマンス席という広島カープの相手チームのファンだけが座れる(正確にはこの席では広島のグッズを身に着けられない)座席で観戦したため、いつも以上の一体感! 周りはオレンジと黒ばかり!さらにふだんは天井のある東京ドームで観戦しているので、夜空の下でのナイター観戦が新鮮ですごく気持ち良かったです!ほかにもユニバーサルデザインを意識した球場設計など、初めていって球場のファンになりました。

夜空のもと、天然芝の緑が映えるズムスタ。
夜空のもと、天然芝の緑が映えるズムスタ。

こういう風に観客が気持良く試合を観られる環境というのは素晴らしいですね!僕たちTechLIONも心がけたいものです。

さて、だいぶ前置きが長くなってしまったのですが、試合といえば。TechLION vol.18、いよいよ来週9月25日(木)に開催です。

今回のコンセプトは、前回の法林GMのブログでも説明があったように「未来のライフスタイルとテクノロジー」です。かなり壮大なコンセプトのもと、ユニークなスピーカー3名にご登壇いただきます。今回はその3名をご紹介いたします。

全世界インタフェース/増井俊之

予測入力システムやフリック入力システムの開発者でもある増井さんには「全世界インタフェース」と題したプレゼンテーションをしていただきます。“全世界”――何やら想像を超える何かが聞けそうですね。

今回は、いつでも・どこでも・だれでもがコンピュータやネットワークを利用できる環境になった現代だからこそ実現しうる、“全世界”のコンピュータ・センサなどの連携を実現するための、“全世界インターフェース”の技術について、増井さんご自身の視点からお話いただきます。

天体をITで歩こう!~月・惑星探査とITとのステキな関係~/寺薗淳也

2003年5月に打ち上げられ、さまざまなトラブルを乗り越え小惑星イトカワのサンプルを収集し、2010年6月に地球へ帰還した探査機「はやぶさ」。当時は多くのメディアが取り上げ、また、その経緯を舞台にした映画やドラマが作成されたり、書籍が発行されたので、強く印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

今回、その「はやぶさ」の広報を務めた寺薗さんにご登場いただき、はやぶさの舞台裏をはじめ、ITが広げる月・惑星探査の世界についてお話いただきます。ITのチカラを使えば、宇宙も身近になる?!

エンジニアのための企画書講座/瀬尾浩二郎

最後にご紹介するのは、面白法人カヤックでさまざまなおもしろアプリやサービス、デバイスの企画を行い、今年4月に独立した瀬尾さんです。

元々は瀬尾さんがエデュケーショナルロボット「Romo」のアプリ開発やプロジェクトに関わっていたことがきっかけで、「ロボットと未来のライフスタイル」という観点でお話していただいたら面白そうということでお声がけしたのですが、それから内容を考えていくうちに瀬尾さんから「まずはアイデアと技術をきちんと融合させてソリューションに落としこむための企画づくりが大事だと思うのでその点を話しましょう」という逆提案をいただき、今回のプレゼンテーションテーマが決まりました。

たくさんのアイデアを考え、それをカタチにしてきた瀬尾さんだからこその企画書づくり、エンジニアの皆さん、必聴です。

 

そして、イベントの〆は3名のプレゼンター+法林GM・馮の5名によるフリートーク。それぞれのプレゼンテーションを踏まえながら、未来をテーマにしたワクワクしたトークをお届けします。未来のライフスタイルに向けて何をしたいのか?僕たちは何ができるのか? 三者三様の、素敵な未来へ広がる内容を引き出したいと思っています 🙂

TechLION vol.18のチケットはDoorkeeperで発売中です!

事前予約フォーム
TechLION vol.18

9月25日、六本木SuperDeluxeでお会いしましょう!

(おまけ)
ズムスタ近くのローソン。ここまで赤くなるとはw

まさかの赤いローソン。広島おそるべしw
まさかの赤いローソン。広島おそるべしw

vol.18のテーマは「未来のライフスタイルとテクノロジー」。そしてチケット事前購入者は最大1,000円お得になります

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

8月に入り、毎日暑い日が続いていますね。夏真っ盛りです。

今回は次回vol.18のテーマと出演者、さらにお得なチケット情報を紹介します。

未来のライフスタイルとテクノロジー

次回のTechLIONは「未来のライフスタイルとテクノロジー」をテーマに、さまざまな分野で活躍される3名をゲストにお招きして迎えます。

一人目は増井俊之さん。ユーザインターフェース(UI)研究の第一人者として、さまざまなデバイス、ソフトウェアのUI研究・開発に関わっています。予測変換システム「POBox」の開発者としても有名ですね。増井さんご自身が、これまで観てきたさまざまなUIについて振り返りながら、この先のUIがどうなっていくのか、未来についてお話いただきます。

二人目は寺薗淳也さん。現在、会津大学先端情報科学研究センター准教授として、とくに月・惑星探査を中心とした情報システムの構築を専門に手がけています。寺薗さんは、あの惑星探査機初代「はやぶさ」の広報活動にも関わるなど、宇宙をテーマにした壮大なお話が聞けると思います。

最後に紹介するのは、先日面白法人カヤックを退職し、現在はフリーのエンジニア/クリエイティブディレクターとして活躍する瀬尾浩二郎さん。カヤック時代には「閃考会議室」と名付けられたインタラクティブ会議室の開発やさまざまなアプリの開発に関わっていて、独立後は、先日発売されたRomoプロジェクトに関わるなど、家電ロボの可能性を探っています。

このような三者三様のメンバーが、9月末に語り合います。昨今メディアを騒がしている「ウェアラブルコンピューティング」や「Makers」などのモノづくりに注目が集まる中、テクノロジーがライフスタイルのどのように関わってくるか、「テクノロジーが未来を創る」といった視点から、ワクワクする話を引き出したいと思っています!

チケット事前購入者は最大1,000円お得です!

続いて、チケット販売に関してのご案内です。これまで事前申込み(当日支払い)2,700円、および当日申し込み(当日支払い)3,200円の2種類のチケットのみを販売していました(どちらもワンドリンク付き)。

vol.18ではさらにお得な事前申込み(事前支払い)をご用意いたします(ワンドリンク付き)。価格は2,200円!当日申し込み(当日支払い)と比べて1,000円もお得です。

参加希望の方は、ぜひこの事前申込み(事前支払い)チケットをお買い求めください!こちらのチケットの販売は開催日前々日9月23日朝5時までです。

まだまだ暑い日が続きます。熱中症にならないよう水分補給を心がけ、暑い夏をアツく過ごしてvol.18を迎えましょう!

次回のブログはともちゃさんが担当します。

日時:2014年9月25日(木) 19:00開場、19:30開演、22:30終了予定
場所:SuperDeluxe
料金:前売(事前支払)2,200円、前売(当日支払)2,700円、当日3,200円
  (※すべて1ドリンク付き)
出演:増井俊之、寺薗淳也、瀬尾浩二郎
MC:法林浩之、馮富久

  • 事前予約フォーム
    TechLION vol.18