俺とお前と麻雀と人生と

げーむげーむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ上田です。

25日のTechLION、テーマはゲームだそうで、私としては書く前に既にネタ切れです。麻雀で言えばハコテン状態です。

ん。麻雀があった。ということで今日は麻雀の話。

楽しい寮生活(これはひどい)

私は小石川の某学生寮に1997年から1999年まで住んでおりました。月9千円、3畳間。窓が鉄製で錆びているという古い建物であります。学生寮と言えば麻雀、麻雀と言えば学生寮という感じで、それはそれは麻雀の毎日でした。

あまりにもエピソードが多いので羅列で済ませますが、まあ、こんな感じでろくでもなかったです。

  • 某先輩がフリー雀荘で2日連続徹夜して打ち続けているのを他の先輩が発見
  • 天和を上がった(どれだけ打っとるんや?)
  • 大いに盛り上がってたら警察に踏み込まれた(深夜)
  • 先輩が夜中の2時に「上田、お前(麻雀)やりたがりやな〜」と勝手に決めつけて連行する(悪い気はしない)
  • 横暴な先輩が私の部屋に来て、隣のアホな先輩をいじめるために牌を壁に投げつけ始めた(深夜)
  • その先輩を潰すためにわざと手を崩して地獄待ちで放銃させて上がったら、先輩がキレてアホな先輩の部屋に向かって再び牌を壁に投げつけ始めた(深夜)
  • 麻雀で留年した複数の先輩が、私がせっせとドーナツ屋でバイトしたお金をあてにして借りに来る状態が続く(まだ返してもらってないんですが、人生の立て直しに成功して生きてれば連絡ください。っていうかお前らいいかげんにしろ。)
  • 泥酔してしまい、同級生が麻雀やっているところに割り込んで「お前ら弱いんじゃ!!」と言い放って打ち始めたらボロ負けして「今日はこれくらいにしといたる」と言って逃げたことがある(ごめんなさい)
  • フリー雀荘でフリテンこいたけどしれっと上がった(ごめんなさい)
  • 後輩と打って当たり牌を当てまくってお山の大将になる
  • 後輩に桜井章一氏を教えたらみんなイカサマするようになって慌てて注意
  • 自動車教習所の免許合宿に行った時にたまたま強い打ち手二人と同室になり、麻雀ルームでえばってた東大生をボコボコにした(3半荘で3人で1位を分け合ってそいつは全部ゲチャという、奇跡的に出来過ぎた展開。あれは奇跡だ。)ちなみにその二人とはいたずら電話をかけたり部屋でワイルドターキーを燃やしたりと、アホ三昧でした。

こう書くと強いんじゃないかと思われてしまうのでお断りしておくと、あまりにも貧乏だったのが影響して、フリー雀荘では勝った試しがありません。出入りしてたのは先輩に引きずられるように連れてかれた高田馬場のポリエステル100%(ギャル雀荘)でした・・・。片山まさゆき氏の漫画に出てきそうな変な人達がいっぱいで、人間観察にはうってつけの場所でございました。

この流れで人生を語る

考えてみると、世の中には強ければ強いほどリスキーになってしまうものがたくさんあります。麻雀もそうで、私の場合は寮で飽きたらずちょっと高田馬場のナンパなフリーに行ったくらいで済みましたが、私のお師匠さんは神楽坂のフリー雀荘で大敗してとんでもないことになってました。あとは博士課程もそんな感じでしょうか。プロ野球だって、高校でなまじ野球が得意でも半分が2軍で鳴かず飛ばずで引退するわけで、これはこれでリスキーだなあと思います。人生は力がある人ほど、ギャンブル的な要素に出くわすことになります。麻雀(といくつかの博打。時効)は良い教材でございました。

ちなみに私は人生が結局のところ博打であると厨二病的に悟ってしまい、2年生の後半から一切足を洗い、勉学に励むようになりました。麻雀には、「天運」「地運」「人運」というものがありますが、私は地運を作りにいこうと思ったわけです。東大で助教をやめた時も天運の尽きを感じており、もう一度地運をしっかり作って行こうと考えてました。こういう発想というのは、人生をジリ貧にせず、守りに入らないためには、必要なものだと考えております。

貴殿も天運にかまけてゲームで時間を潰さないよう、よくよくお考えになっていただければと存じます。あれ?

ところでお師匠さん、貸した1万円返してください。

んなことはどうでもよくて、次回のTechLIONの話

今書いたことは話半分にしておいていただきたいのですが、TechLIONはガチで参加していただきたく。フライヤーと参加申し込みのリンクをペタペタと貼っておきます。また、清水さんの演題と概要が追加されたことを報告致します。

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TechLION vol.21
・日時:5月25日(月)19:00開場、19:30開演、22:30終了予定
・場所:SuperDeluxe

事前予約フォーム
TechLION vol.21

それからコッソリ告知しておくと、今日が連載を始めた日経Linuxの発売日、来週が拙著の発売日でございます。

次回は馮さんの、vol.21の見どころ紹介です!