TechLION取材版のまつうらです。いやぁ、言語系イベントの季節が始まりましたね。皆さん参加されましたか? 私は、先日のトークで興味を抱いたPHPCon2014の無差別級LTに申し込んでしまいましたが、当選するかな……。
祝!はやぶさ2完成
さて今日の話題は、次回ゲストの寺薗先生にちなんで、はやぶさです。何といっても、今週後継機「はやぶさ2」が完成し、今年12月打ち上げへというニュースが報じられたばかり。ニュースを見ていると、はやぶさ2にかける技術者のロマンを感じます。
あの有名な、はやぶさ二次創作動画
初代はやぶさの旅は意図せずながらもあまりにドラマチックでしたが、私がはやぶさのファンになったのは何といってもこの動画!
アクセス数140万を誇る動画だけに、知ってる方も多いはず。幾多の苦難を乗り越えるはやぶさとそのスタッフ達を宇宙戦艦ヤマトと乗組員達になぞらえた、ドラマ仕立ての二次創作動画です。
何度も何度も致命的なトラブルに遭遇しては、真田技師長の名ゼリフ「こんなこともあろうかと」から切り出される予備装備やアイデアによって復活を遂げ、帰路へと向かうのでした。その、まるでチートしているかのごとく抜かりないトラブル想定は、実際のはやぶさ技術者達が施していた予備装備や絞り出したアイデアの徹底ぶりを反映しています。
この動画は、はやはぶさ帰還前年の2009年暮に公開され、ネット世界の住民を中心に話題になりました。動画の視聴者達はコメントを通じ、「がんばれー!」と声援を送りながらファン同士結束を強め、実際のはやぶさの帰還を固唾を飲んで見守ったのです。
動画は、ファンと関係者のコミュニケーションの場になった
しかも、この動画には通称「オレンジ※」と呼ばれる特別なコメントがありました。どうもはやぶさプロジェクトの関係者であったようで、動画の各シーンでその当時現場で実際にあった苦労話や技術解説、時には視聴者の質問に答えるような記述がなされていたのです。これは言わば、ファン同士のみならずファンと関係者とのコミュニケーションの場になっていたということではないでしょうか。
そして2010年6月13日、はやぶさ(の遺したカプセル)が地球に無事帰還。その時、この動画に「おかえりー!」とか「おめでとー!」といったコメントの嵐が吹き荒れたことは言うまでもありません。後に完結編動画が新たに公開され、今に至るまで伝説が語り継がれているというわけです。
vol.18は、はやぶさファンと関係者のコミュニケーションの場となるか?
さて、いよいよ開催月に入ったTechLION vol.18。正真正銘のはやぶさプロジェクト関係者がやってきます。動画コメントで知れるはやぶさ裏話はほんのわずかですが、トークライブならば思う存分聞けるんだろうなぁ。質問もできるかな? あの動画ですっかりはやぶさファンになってしまった私は、とにかく本番当日がとても楽しみです。
というわけで、2010年にはやぶさの帰還を祝福した人、日本の技術者の底力に圧倒された人は、是非一緒に話を聞きましょう!
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TechLION vol.18
ここで重要なお知らせ
いよいよ今月開催となったvol.18ですが、ついに出演者の演題と概要が出揃ったそうです。はやぶさ2のニュースといい、なんというタイミングのよさ。さて、当日はどんな話が聞けるのか!?チェックしておきましょう。
そして来週は、法林GMと馮P自らが次回の見どころを紹介します。ご期待ください。