許可を求めるな。だが信頼を失う覚悟はあるか?

今週のリレーブログは、毎回イベントレポートを担当しておりますUSP MAGAZINE編集部の熱血ライター松浦が務めます。

TechLIONは、いつも弊誌で掲載させていただいているイベントであり、お世話になってます。(サンプル読めますよりぬき版2013winterにTechLION記事収録)

さて今日は、過去のTechLIONで紹介された「許可を求めるな。謝罪せよ」のフレーズについて、思いをぶつけます。

「許可を求めるな。謝罪せよ」との出会い

「許可を求めるな。謝罪せよ」というハッカー心得を紹介する吉岡さん
「許可を求めるな。謝罪せよ」というハッカー心得を紹介する吉岡さん

私は自他共に認める熱血漢です。他人がそう認めているのは尊敬ゆえではなく、信念だけで行動している人間性への批判だろうと思っています。そんな私はTechLION vol.5で「プロの酔っ払い」こと吉岡弘隆さんが紹介していたフレーズ「許可を求めるな。謝罪せよ」に大変感銘を受けております。

この言葉は元々3M社の社是であり、ハッカーの心得でもあるらしいのですが、

インターネットなんつーものはね、許可なんか求めていないクレージーな人たちによって作られてきたんだよ。それによって社会はすごくよくなったんだ。もし彼らが許可を求めていたら何も起こらなかった。そんな社会を我々は求めているのか。そーゆーことだと思う。許可を求めるな。謝罪せよ。

吉岡さんのブログより抜粋引用

ということで、その半ば強引なまでの積極性がなければ、世の中を変えることなんてできやしないという教えであろうと思います。そして私は前述のとおりの熱血漢ゆえに、このフレーズとの相性がピッタリで、以前からわりと近い考えで動いてきました。

謝罪は、信頼喪失を伴う。覚悟はあるか?

しかし、背負う責任、与えられる信頼が大きくなるほど、これは実践が難しいということを痛感します。他に大した後ろ盾もなく、ただ心に湧き上がる信念に則って行動することにはやはり限界がある、と。

実際、そのフレーズにしたって、「謝罪せよ」……と説きはしますが、実際に謝罪するとどうなるか。その人は信頼を失うことになります。謝ればそれで済むなんてふうに世の中都合よくありませんもの。もちろん信頼は回復することができます。さらには、以前よりも大きな信頼を得ることも不可能ではないでしょう。しかし、一旦は手放すことを覚悟しなければなりません。一旦どころか、元に戻らないかもしれません。時間もどれだけかかるかわからず、その間に別のチャンスを逃す恐れすらあります。

それでも許可を求めず行動を起こすか?

お前のやろうとしている事は、最後に信頼を取り戻せるほど立派なものか?

取り戻せるほど立派だとしても、取り戻し終えるまでお前の気力は持つのか?責任は果たせるのか?

やめといた方が利口だぞ。±0、何も損しやしない。

もう一度問う。それでも許可を求めず行動を起こすか?

最近、そんなふうに葛藤するようになりました。おそらくあのフレーズと出会ったことが大きな理由でしょう。「許可を求めるな。謝罪せよ」というフレーズが存在することを知らなければ、もっと早い段階で諦めていたはずです。

行動原理を形づくるヒントに

そうやって諦めていれば、頭の中に突如浮かんだ「もしかしたら世の中を変えるかもしれない(変えないかもしれないが)」というアイデアは、今までもこれからもあっけなく霧散していたことでしょう。私にとって、そういったアイデアをしぶとく吟味するようにしてくれたのはTechLION vol.5でした。

こんなふうにして自分オリジナルの行動原理を形づくるためのヒントを与えてくれるのが、TechLIONだと思っています。私はあのフレーズから以上のような思いを抱くようになりましたが、聴いた人の数だけ違った考え方が生まれたことでしょう。

とにかく、そんなヒントを集めたくて、私は次回もTechLIONに参加します。取材だからという理由は関係無しに。


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    TechLION vol.12

つぎは、高坂さんに、このリレーブログのバトンを渡したいと思います。