最近また髪型をおかっぱに戻そうかと考えています。
毎度どうも、スタッフ鎌田です。
TechLIONが4月で5周年だそうですよ、奥さん。
ではライオンにまつわる話でも、というわけでもなく、
趣味のお話しを本日はしたいとおもいます。
前置きが長くなりますが、お付き合いください。
今日は長いよ!覚悟してネ☆
●長い前置き
アフリカ・サファリではライオンが強いですよね。人間界は?
核戦争が起こって地球が滅びる場合、地球上に居る人類全滅するとして、人間が火星に引っ越していない場合、(居ればの話)宇宙人ですね。(ナニソレ)
極端な話から小さくします。では核戦争より小さい争いごとって、何でしょう、核を使わない国同士の戦争。それは『経済戦争』だと現代は言われていたりするそうです。むしろリアルに戦争してもマイナスになるだけだと、経済学者も言っています。
(参考文献 ノーベル賞経済学者クルーグマン 「日本経済は消費税10%で完全に終わります」より引用)
“近代国家による戦争というのは、経済的には割に合わないという事実です。”
では日本国内の争いごとはどうでしょう。争いごとなんてニュース見てれば日常茶飯事だと思いますよね。しかし、日本は平和だと言われるように、やっぱり日本は平和なんです。テレビのニュースで心はざわつくものの、テレビで放映される一部の出来事というのは、テレビが提供しているエンタメに過ぎないのかもしれません。なにを根拠に、なにと比較してこのような戯言のようなことを言っているかというと、まず犯罪の数からご説明します。
日本国内で犯罪で検挙された人の数は年間140万人もいるものの、実際容疑者として起訴され、最終的に犯罪者として刑務所に収監されるのはその数は2パーセントにも満たないのです。検挙されてもほとんどが略式起訴の罰金刑や、執行猶予で済まされています。証拠不十分で冤罪の可能性があるというケースもあり、そもそもが、疑わしきは罰せずで人一人の命が日本国憲法で守られているのです。
“第三十一条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。”
ちなみに刑務所に収監されることを、自由を奪うということで『自由刑』と言うそうです。自由刑が当たり前になったというのは実は最近で、その前は『身体刑』でした。18世紀ぐらいまでですが、死刑はもちろんのこと、腕や足を切断するという、残虐まがいのもの。目には目をというのは、身体刑に類するそうです。
●前置きはまだまだ続きます。
人間というのは残虐な感情を発する危険性を抱えている生き物なんですね。ナチスドイツのホロコーストが有名な例ですが、いつ間違った方向に行ってもおかしくない。死刑が当たり前だった国でも社会が成熟していくうちに、「おたくのそれはちょっとやりすぎだから、他の国に合わせなさいよ」とアドバイスを受け入れる。(だいぶ適当ですが)国際社会というのはそういうもののようです。共感して協調する。次第に自由刑、いわゆる刑務所にXX年という量刑になって、しまいには死刑をも無くしていっているのです。日本には死刑がありますが、ヨーロッパ諸国は死刑を認めない国がほとんどですし、アメリカでさえ、州によっては禁止されています。
しかし元を辿れば、目には目を、というのが長い歴史上の、人間界の社会における犯罪者への態度でした。悪に対しては報復すべきだ!と思うスイッチが、人間の持って生まれた感情として内在しているのですね。そういう報復感情を成熟のベールで隠し、円滑に平和を演出しているのが現代の人間社会なのではないでしょうか。(それでも残虐な刑を続けている国は未だに存在していますけど)
なんでこんな話が前置きなのかというと…
わたしディベートの社会人サークル(JBDF)の会員なのです。大人の趣味として嗜める程度に(お酒と同列やん)参加しておりまして、2月の定例会というものに久しぶりに出場するのですが、そのお題が司法にまつわるものなのです。
【JBDF 定例会とは】
定例会は、発足以来30年にわたり定期的に (現在は毎月一回日本語と英語を交互に) 行っているJBDFの基本的な活動です。前もって決められた論題に沿って準備をしたディベーター4名が試合をした後、会場の会員が論題や試合に関するコメントや意見を交換し、最後に会員の投票によって勝敗を明らかにします。論題について準備を進めることで知識を深め、整理された議論を聴衆の前で展開することで、スピーチや質疑のトレーニングとなります。
●日本には司法取引がまだ認められていない。
そのディベートでのお題が「日本で司法取引を認めろ」というものなのです。知らない方にご説明すると、司法取引というのは、海外ドラマではよく見かけますが(「情報提供を引き換えに30年のところを20年に」というアレです)、日本では認められていない司法システムなんですね。組織犯罪が増えているので、日本の警察はこのアメリカの『司法取引』という手法を司法システムに取り入れて、検挙率を上げたいそうなのです。お題は毎回こういった中立的なものが挙がります。(ディベートは単なる討論の場ではありません)
●寛容な日本
それで、資料集めで司法に関する本を読んでるので、わたしの頭ん中は『司法取引』なわけですが、日本という国がとても寛容だということが判りました。戦争に負けてアメリカナイズされている日本とはいえどもいまだ古き良き(?)農耕民族村社会の日本の姿はしっかりと残っていると言っていいのでしょうか、イイか悪いかは別として、囚人の数で言うとアメリカは人口10万人に対して約700人、日本はたったの約50人。そして本で知る世界というのは、もうこれまた新しい世界で。囚人といっても色々な方が居て、外に出たときに職に就けるのかで悩んで勉学に勤しむ若者もいれば、刑務所内で労働し僅かな日給数百円という金額をもらうのは申し訳ないと日々萎縮し罪をきちんと反省し背負って生きている老人、囚人同士で共謀し凶悪犯罪を計画、出所後実行したという悪人達も居るとか。刑期が長いほど、再犯率が高くなるというデータもあるそうです。
こういうことは普段仕事ばかりしていたら、知らないことだと思うのです。食うに困らず節度を保ち欲望と執着さえなければ平和に生きていられ、刑務所に入らないはずですから。
●趣味の話の結論 → クラブ勧誘
ディベートをやると、こういう普段自分が仕入れない情報に触れられたり、使わない脳を活性化させることができます。脳のスポーツと例える方も居ます。
「ディベートって相手を打ち負かす技術でしょ?」とよく聞かれるのですが、それは違うのです。
『第三者を説得させるコミュニケーション技術を鍛える場・教育機会』なのです。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
威嚇して相手を打ち負かすなんてとんでもない。むしろ、情報が引き出せなくなるので、第三者の審判からしたら、威嚇はマイナスすべきポイント。
ではやっててなにが楽しいかというと、それをゲームの一種として楽しめる、新たな発見がある、自分の弱点を毎回知れる、腕を鍛えられるということなのですね。SEやプログラマーな方も参加されたりしていますよ。
会員は30年通してずっと募集しておりますので、是非これを読んで興味を持った方は、こちらのリンクを読んでいただいて、さらにディベートについて興味を持っていただき、是非一度無料の見学にいらしてみてください。
●ティッシュつめつめ
ちょっと仕事のお話しをしますが、SoftwareDesignさんで連載していた、
『かまぷの部屋』がシェル芸上田さんに出ていただいた2月号で終了し、
もしかして暇?
いったい鎌田は何をやっているのだ、と心配されている気がしたのでご紹介します。
こういうことをやっています。
ティッシュに
チラシを
つめつめ
ティッシュつめつめです。(´ω`) 癒しの単純作業。
さりげなくUSPの宣伝。(このブログ長すぎてもはやだれも読んでない説)#でも進める
2月末に開催されるOSCでTechLIONのフライヤーと一緒に配ります。
こういう時に限ってアルバイトさんがお休みだったりするのですよ。
あゝ無常。
申込みサイト、Doorkeeperは来週17日公開です。しばしお待ちを。
フライヤーデザインはこんな感じです。
5周年ですよ、スペシャルなゲストをお迎えして準備を進めています。
技術者なら誰もがお世話になったアスキー本(現在株式会社ドワンゴ)、その書籍編集長である
鈴木嘉平さん が参戦決定!
みなさん是非、一緒にわくわくしてくださいね。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
来週のリレーバトンブログは、田中千晶さんでーす♪お楽しみに~