vol.16のもうひとつの見どころ

ゼネラルマネージャーの法林です。

TechLION vol.16まであと1週間となりました。
皆さん、チケットはお買い求めになられましたでしょうか?まだ残席もありますので、ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。友達と一緒に飲みながら、あーだこーだ言いながら楽しんでもらえるのが一番うれしいです。もちろんお一人さまも大歓迎。エンジニア同士ならではの連帯感を味わってください。それがTechLIONの醍醐味ですから。

チケットはDoorkeeperにて好評発売中!前売は3月3日(月)までです。購入はお早めにどうぞ。

TechLION vol.16

さて、先週の馮さんの記事では、次回出演者のうち大場さんと鈴木さんについて紹介があったので、私からは江崎さんと稲田さんの話をします。

江崎さんとの関わりの中で印象深いのは、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース(枯渇TF)の設立時の出来事です。枯渇TFは2008年9月に設立されたのですが、その数か月前、Internet Weekのプログラム委員会に参加するためにJPNICを訪れたところ、プログラム委員長の江崎さんが私を見るなり、「あ、枯渇対応タスクフォースにjusも参加してもらおう」と切り出したのです。
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その頃、枯渇TFは設立準備段階で、関係諸団体に参画の声掛けをしていました。その大半は通信系の団体だったのですが、どうも江崎さんは私を見て、オープンソースやプログラミング方面につながりのあるjusを加えることを思いついたようなのです。おかげでjusも枯渇TFの旗揚げメンバーとなり、現在も参加しています。私がjusで活動していることを江崎さんが知っていてくれたから話をいただけたわけで、こういうのはうれしいですね。

今回、江崎さんには「インターネット屋の次の仕事」という演題で話をしていただきます。江崎さんはWIDEプロジェクトの代表でもありますが、WIDEの方はこれまでに出演してくださった砂原さんや村井さんを見てもおわかりのように、皆さん話が上手です。江崎さんの話にもぜひご期待ください。

一方、稲田さんについては、実はそれほど情報を持ち合わせていません。私が運営したイベントの中では、2010年に行われたLL TigerLanguage UpdateでPythonの近況を発表してくださったのが数少ない接点ですが、それも司会は私ではなかったので、事実上の初対戦になります。(馮さんはチューニンガソンというイベントで一緒になったことがあるとか。しかも稲田さんは第1回チューニンガソンの優勝者!)
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でも心配はご無用。TechLIONでは毎回、初顔合わせの出演者がいます。その人達の話をいかにうまく引き出し、参加者に伝えるかがMCの腕の見せどころであり、TechLIONが他のイベントと一線を画す部分であると考えています。

稲田さんにはGoの話をお願いしました。昨年8月に行われたLLまつりでは、今回出演できなくなった山口さんがGoの話をしてくださったのですが、私は運営で忙しくて話を聞けませんでした(運営しているとそちらに没頭してしまってセッションは聴けないことが多いのです)。それだけに今回、とても楽しみにしています。

飲みながら勉強もできるイベント、TechLION。
今回は特に、題材を多少テクニカル寄りにしてみたので、いつもより勉強できそうです。皆さまにも楽しんでもらえたらうれしいです。ご来場お待ちしています!

次回のブログ担当はかまたさんです。TechLION vol.16直前情報をお届けする予定です!

vol.16の見どころは「転機」と「節目」

TechLIONプロデューサーの馮です。こんにちは。

2月に入ってから日本各地での降雪がすごいですね。一部地域ではかなりの影響と被害が出ています。被害を受けた皆さま,お見舞い申し上げます。

かくいう僕は,被害というわけではないですが,先週末に乗ろうとしていた飛行機がすべて欠航,翌日便も欠航ということで,まさに想定外の雪。いやはや。

大変とはおもいつつ,せっかくなので雪景色を観ながら日本の四季を体感するのも良いかなと思いました。

雪が残る三渓園
先週末の雪の後,横浜にある三渓園に行ってきました。雪の残る日本庭園,いいですね。

そして,当初雪の予報だった今週ははずれ,降雪確率がだいぶ減りました。ちょっとホッとしますね。

TechLION vol.16,いよいよ2週間後に開催!
気がついてみたら2月も半分経過し,2014年最初となるTechLION vol.16の開催まで2週間となりました。今回は,ゲストの中から大場光一郎さんと鈴木理恵子さんをご紹介します。

まず,僕自身の関わりですが,お二人とも前職(大場さんは前々職)から面識がありました。

そして,お二人ともつい最近(大場さんは2014年1月,鈴木さんは2013年12月)転職されたばかり。ですので,僕個人としては前職からの経験を踏まえつつ,新天地でどういうことを目指し,どういうことをしたいのかをじっくりお話してみたいです。とくに,トレンドの流れが早いIT/Web業界での個々人の視点を伺いたいのと,それとお二方とも大手ソーシャルネット企業に所属されていた経験があるので,日本でのソーシャルネット誕生10年を迎えるこの年に,改めてソーシャルネットのことを技術的視点とご自身の体験とともに話せたら面白いんじゃないかと思っています(かく言う僕も,ソーシャルネット利用歴も取材歴も10年なので)。

ということで,vol.16の個人的見どころは「転機」と「節目」です。

ぜひ皆さんも3/5のTechLIONにご参加いただき,IT/Webを含めた最新トレンドを,お酒とともに語り合いましょう。

TechLION vol.16

次回は法林GMが担当です。お楽しみに!

OSC(オープンソースカンファレンス)記念の年

皆さん、こんにちは。
スタッフの高坂です。

ちまたでは、いろんな種類のウィルスが飛散しているようですが、みなさんはお元気でしょうか。

私はといえば、
1月半ば:ウィルス性の急性胃炎を発症、3日間おかゆのお世話になる
1月後半:ウィルス性の急性扁桃腺炎により高熱にうなされる
2月半ば:鼻風邪をこじらせ発熱、声でない(笑)
↑いまここ。
滅多に高熱を出さない私ですが、この3週間の間に38度の高熱にやられ、ふらふらでございます。

皆様もお気を付けください。

前置きが長くなりました。
私、オープンソースカンファレンスの事務局もしているのですが、今年はまさにOSCの10周年記念の年!
そして、再来週 2月28日(金)、3月1日(土)開催のOSC2014Tokyo/SpringはOSC開催100回目なのです。100回って、結構すごい数字ですよね。

記念グッズをばばぁ〜んと作りました!ゲットしたい方は是非会場に足を運んでくださいね。

また、開催100回に向けての皆さんコラムを書いてくれています。是非読んでみてください。TechLIONスタッフ&MCの法林さんも書いてくれています。ありがとうございます。

第1回:OSCの思い出 OSC企画運営 宮原
第2回:技術評論社 馮
第3回:あっきぃ/大内 明
第4回:日本UNIXユーザ会(jus) 法林
第5回:日本UNIXユーザ会(jus) 松澤
第6回:日本MySQLユーザ会 副代表 堤井
第7回:Raspberry Piユーザグループ 太田

さて、ここからはTechLION vol.16のお知らせです。
出演を予定しておりました山口能迪さんが、スケジュールの都合により出演することができなくなってしまいました。楽しみにしてくださった皆様、申し訳ございません。

代わりに、稲田直哉さん(KLab株式会社 Kラボラトリー)の出演が決まりました。

これで、全出演者が決定し、演題と概要も全て決まりました!
詳しくは、TechLION Vol.16のサイトをご覧ください。
http://techlion.jp/vol16

TechLION vol.16のチケットはDoorkeeperで発売中。
売れ行き好調ですよ。お買い求めはお早めに!

TechLION vol.16

来週のスタッフブログは馮さんです。お楽しみに〜!

山口さん欠場のお知らせ

ゼネラルマネージャーを務めております法林です。

TechLION vol.16に出演を予定しておりました山口能迪さんですが、本人のスケジュールの都合により、出演することができなくなってしまいました。したがいまして、残念ながら今大会を欠場いたします。

山口さんの出演を楽しみにされていた皆様にはご迷惑をお掛けすることをおわび申し上げますとともに、ご理解賜りたく、重ねてお願い致します。

なお、出演者につきましては、補充する方向で調整中です。結果がどうなるかはわかりませんが、決まり次第発表しますので、しばらくお待ちください。

TechLION vol.16のチケットは引き続きDoorkeeperにて発売中です。今週に入ってから販売数が急伸していますので、お早めにお買い求めください。

TechLION vol.16

協賛会社にConoHa様、参戦!

こんにちは、かなり屋です。

このたび、協賛会社にConoHa(GMO)様が参戦されることになりました。
ConoHa様、誠にありがとうございます!!

Conoha-GMO

それにしても このはちゃん かわいいですね〜♪♪♪

突然、人生の目的を考えてみて無理矢理TechLIONの話に移行してみる。

こんにちは。AIITの上田です。前回の私の記事はあまりにも軽すぎたので今回は重たく。なかなか重くもなく軽くもなくという記事が書けないのですが、書けないので好きに書かせていただきたく。

研究の話をしてみる

私の研究テーマの一つに、制御と人工知能の中間あたりの「行動決定」というものがあります。別に難しくもなんともなく、こういう話です。

  • なにか「目的」がある。
  • 「目的」に対して「行動」を起こす。行動を何回か繰り返して目的に到達する。

例えば、「花に水をやる」という目的があれば、「布団から出る(寝てるんかい)」→「外の水場に行く」→「じょうろに水を入れる」→「花に水をかける」というように、いくつかの動作の連続で目的が達成されるわけです。もちろん、「花に水をやる」という目的には後ろに「なるべく短時間で、花壇にまんべんなく」などと条件がついており、じょうろを使うのがいいのかヤカンを使うのがいいのか、外の水場がいいのかキッチンがいいのか、いろんな選択肢に点数をつけます。一番点数の高いのが「最適な行動の組み立て」ということになります。

・・・ここまで書いて気づきましたが、鉄道路線の検索も一緒ですね。例えば「最短時間で行く」、「乗り換え回数最小で行く」、「一番安く行く」、などが「目的」となって、それに応じたそれぞれの経路が出てきます。

この話の背景にある理論は、経路検索だけでなくて何でも適用することができます。というより、我々はその理論から、逃れることができません。この理論によると、目的が明確でないことに対して何が良いとか悪いとかを論理的に議論することは不可能という、新橋の居酒屋でグダグダ議論しているオッサンたちを全否定する脅威の結末が導出されます。

「目的」ってなんだろ?

「目的」の定義というのは機械の世界では簡単なことが多いのですが、人間社会においては本当に難しいことです。人生というでかい枠組みで考えると、例えばこんな「目的」があります。

  • A: 金持ちになる。出世する。結婚する。子供を10人作る。利用者1億人のウェブサービスを作る。嫌な奴を社会から抹殺する。ブログの女王になる。国を支配する。世界征服する。

このような「目的」を達成するには、なんらかの努力が必要そうです。

一方、こんな目的も。こっちは拙速であると言えば拙速なのですが、自分の体や脳に対して直接作用する目的でもあります。

  • B: 食欲を満たす。性欲を満たす。睡眠欲を満たす。生きながらえる。(「いいね!」をたくさんもらう、というのもこっちのグループかもしれない)

「Aグループの目的が達成されるとBグループの目的が手に入る」というのがだいたいの常識と言えそうですが、おかしなことに、Aを得るがためにBを犠牲にする人がいたり、最初からBがある程度手に入っている人もいれば、Bばっかり求めてじり貧になったりする人もいて、まあ様々です。出典がよく分からずコピペが出回っている次の小咄が、ここらへんの難しさをよく表現できていると思います。(私もコピペで恐縮です)。

(ティモシー・フェリス (著), 田中じゅん (翻訳): 「週4時間」だけ働く。, 青志社, 2011. にこの文の引用があるみたいですが、著者が考えた小咄かどうかまだはっきりせず、日本語版も入荷未定らしいので、これから英語版をKindleで読みます・・・トホホ。)

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。

その魚はなんとも生きがいい。

それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの。」

と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ。」

と答えた。

旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ。」

と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、余った時間でいったい何をするの。」

と旅行者が聞くと、漁師は

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子供と遊んで、女房とシエスタして。夜になったら友達と一 杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね。」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それで余った魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。
そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ。」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね。」

「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね。」

「それからどうなるの。」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ。」

と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ。」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子供と遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう。」

同じことをやるにしてもお金があった方がいいので私は旅行者の話もよくわかります。一方、私の出身の田舎町だと、漁師のような考え方の人間がいっぱいいます(地方交付税交付金は正しく使ってください・・・)。しかし、話の論点はそこには無く、だいたい目的というのは、自分の肉体と外の社会で行ったり来たりして、目的が次の目的を産み、そうやって何か業績を生む人もいればグダグダしている人もいて、そして最終的に全員死ぬということです。

そんな人生、人の生き方をとやかく言う方が野暮です。だって答えがないんですから。先日、光栄なことに、わたくしにケチをつけてきたさる有名人(猿有名人ではない)がいたので、まあそんなことを考えたわけです。ええ、この文章は「私怨」でお送りいたしました。文句あるかっつーの。

多様性を楽しむことが大切なんじゃないかと。

それはさておき、じゃあ私らは何のために生きるんでしょう。あまり人を心配させてもいけないのですが、20代のときにこのようなものの見方を身につけてしまった私には、はっきり言って人生なんてどうだってよいわけです。その割には上記のように気にしているわけですが。

あ、誤解されると困るので一応お断りしておきますが、私にも野心的なものはそれなりにあるので、仕事はがんばっております。

そんなフリースタイル人生な私ですが、一つ、自分に課していることがあります。それは、いろんな人の「目的」を理解し、よく尊重することです。目的も考え方も違う人について、私は様々な感想を持つのですが、目的自体には、なるべく否定的なことを言わないようにしています(たまに言っちゃいますが)。私がフリースタイルなんですから、当然ですよね(言っちゃうんだけど)。私個人的には、例えば面白いウェブサービスとか、ガジェットがどうとか、このサービスであの人が億万長者になったとか言われても、一消費者として、医療や衣食住以外のプロダクトのほとんどにはおもちゃ以上の意義は見いだせません。しかしそれでも、何か行動を起こす人々が自分自身の目的を持つことで世の中でいろんなものを見ることができるわけですし、そのような人たちの話は、聞く側にとっても想像力をかき立て、ものの考え方を広げ、目先のことだけが世の中の全てではない、と考えるヒントになります。多様な目的を許容できる社会は楽しい社会なんだろうな、と思う次第です。

以上、グダグダ書きたいままに書いてきましたが、結論を一言で述べると、いろんな人の話を「賞味」することをオススメしたく、わたくしの身の回りの手段としてはTechLIONに来てちょうだいということになります。仕事は年度末で忙しいでしょうが、あんまり自分の仕事ばっかりしていると、自分の目的にだけに対して成功したと自認して他人に説教をするタイプの老人になっちまいますよ(言い過ぎ)。

ということで、次回vol.16の告知。3月5日(水)。場所は六本木SuperDeluxeです。

TechLION vol.16

出演者、演題が続々決まっていますので、このサイトのvol.16のページも要チェック!

次回は高坂さんです。よろしくおねがいします!