先週、47歳の誕生日を迎えた法林です。
いわゆるUNIXやインターネットの世界に足を踏み入れたのは22歳ぐらいの頃なので、もはや四半世紀ですか。ずいぶん長くなりました。ちなみに私が所属する日本UNIXユーザ会はもうちょっとキャリアが長く、今年で30周年を迎えます。今月の20日に記念イベントとパーティーをするので、ぜひご参加ください。
さて本題というか、jusの30周年記念試合の3日後はTechLION vol.13です。今回は第1部に出演される、さくらインターネットの田中社長との関わりについて書きます。
私と田中さんの付き合いは結構長く、さくらインターネットの初期にまで遡ります。1999年、私は以下の目的でレンタルサーバ業者を探していました。
- 自分用のドメインとサーバを持ちたい。
- 自分が立ち上げたさだまさしメーリングリストの10周年記念事業(?)として、独自ドメインとサーバを用意し、メーリングリストを動かしたい。(なんで音楽関係のコミュニティなのに独自ドメインを持ちたいという話になるのか謎ですが)
当時は仮想サーバなど概念すらなく、レンタルサーバも法人向けの高価なサービスしかない時代でした。しかし、調べてみると、個人でもなんとか手を出せなくもないぐらいの価格で、サーバ1台をラックに置いて占有できるサービスがあるらしい。それがさくらインターネットの「専用サーバサービス」でした。(当時のWebページを発掘できたのでリンクしておきました)
これだ!と直感した私はさっそく申し込みをしました。手元の記録では1999年の7月に申し込みを行い、諸々の手続きを経て、8月から利用を始めたようです。その後、何度かの機器変更はあったものの、現在に至るまで、自分用ドメイン(suplex.gr.jp)とさだまさしメーリングリストのドメイン(massan.gr.jp)、およびそこで稼働する各種サービスは、ずっとさくらインターネットのサーバで動いています。
最初のサーバを設置して1年後ぐらいに、当時は大阪の船場にあったデータセンター(というかマシンルームに近い)を訪れて自分のサーバを見る機会があったのですが、このときに田中さんにお会いした記憶があります。初対面ではなかったかもしれませんが、覚えている中では一番古い対面です。あれから15年近くが経ち、田中さんも大社長になられましたが、今でもご自身で「さくらの夕べ」を開催されたり、個人でWebサービスを作ってみたりといった、自分で手を動かして何かをやっているのを見ると、あの船場で出会った頃を思い出すのです。
そんな田中さんに、今回は「国産エンジニア」というキーワードで話をお願いしました。田中さんも日本からの発信というのは意識されているようで、経営者として、そしてエンジニアとして、考えていることをお話ししたいとのことです。本人からいただいた演題は「エンジニアと経営と、日本と海外と」。
田中さんの講演を聞くチャンスは多々あると思いますが、他のイベントとはちょっと違った切り口で、しかも飲みながらトークをしてもらう機会はそんなにないはずです。貴重な一戦になるでしょう。ぜひ見に来てください。チケットも好評発売中。こちらからどうぞ!
- 料金パターン1(事前予約・事前支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
- 料金パターン2(事前予約・会場支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
(当日受付にて現金をお支払いください)
- 料金パターン3(予約なし・会場支払) 3,200円(1ドリンク700円分込)
(※事前予約で満員となった場合、ご入場できなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください)
- 事前予約フォーム
冒頭の写真は、さくらインターネットのfacebookページでTechLIONのことをご紹介いただいたときに載っていたもの。こちらから送ったフライヤーを撮影して載せてくださったのですが、我々よりもはるかに良いセンスの写真だったので、思わず拝借(^^;; 告知にもご協力いただき、本当にありがとうございます!
次回の担当は鎌田さんです。開催直前情報をお伝えする予定です。