夜会とかパーティーの話

USP友の会会長の上田です。vol. 12はまだまだ先なので、今回は少しエゴ強めで。

この原稿は、「USP友の会 第3回シェル芸爆破デスマッチ勉強会&第21回餃子爆破定例会」の翌日に書き始めたものです。勉強会は30人以上で脳みそをワンライナーで3時間刺激しまくり、ボケ防止にとても有意義な会になりました。定例会の餃子とビールの消化に少々疲れております。

定例会の幹事は法林GMで、会計は鎌田さんだったので、TechLIONのコアメンバーの2/3をお借りしました。お忙しいところどうもすいません。

そういうこともあり、今日は、勉強会なり夜の懇親会の役割について書いてみたいと思います。もっとも、自分がこんなことを書いているのも変な気分です。というのも、大学を辞めてふらふらとUSP研究所に入り、「こいつエキセントリックだから」という理由でUSP友の会の会長に据えられた当初、実は勉強会のことを「こやつら何やってんだ?」という程度にしか認識していなかったので・・・

夜の仕事をしっとるけ

仕事というものには「昼の部」と「夜の部」があります。

例えば、私は太古の昔、工学の研究者だったのですが、研究者というのは、やり過ぎなくらい学会というものを開きます。国内学会は大抵の場合、仲良しこよしで終わることが多いのですが、そこそこでかい国際学会だと、もっと政治的な動きが増えます。私も何回か巻き込まれて手伝いをしたことがありますが、主催者側は大変で、理論的な人たちの集まりとは思えないほど酒を準備します。偉い先生を招いて(2chではない)VIPパーティーをしたり、開催国の企業が参加費タダでパーティーを開いたり、はたまた国をあげて歓迎したり。

20代半ばでこんな招待状をもらい・・・
こんな接待を受けると、ふらふらとこの国で働こうかという気になってしまうものです・・・。

(ここで、IOCの話をすると面白いのですがやめときます。)

結局、なにか自分の国や大学、個別の活動、そして自分自身に利益をもたらしてもらうためには、視界に入って認知してもらわないと何も始まらないというリアリズムに従い、全員が動きます。若手もポストや留学先の確保を虎視眈々と狙います。Facebook疲れどころの話ではありません。

昼と夜でワンセットの仕事

一方、別に悪代官同士の談合ではないので、宴席が苦手でも普段の仕事の力で話を有利に持っていくこともできます。別に英語が話せなくても、なんとか英語で自分のやっていることを論文に書いて説明できれば、興味を持つ人は現れます。

結局、普段の仕事で自身の実績や能力を強化し、宴席での交渉力や魅力を増すことで、良いポスト・協業・アイデアがやって来るというように、昼と夜(あるいは仕事場とホテルのロビー)、ワンセットで仕事という考えになります。「欧米人はパーティーのために働いている」という言葉がありますが、それは仕事をしていないという意味ではありません。特に、会社よりも社会で働くという意識が強い国では、社交場に出ないということは、それなりに不利を被る事を覚悟しなければなりません。

あのアメリカのアホなドラマでアホそうな大学生やアホそうな高校生がパーティーを開いているのも、ある意味、職業訓練です。アホくさくて見ませんが。

勉強会と懇親会の関係

わたくしの周囲の平和な勉強会(そして懇親会)では、今のところ、そこまで生々しく動いている人の割合はそんなに多くはないようですが、会に出ていて知らないうちに仕事が舞い込んでいる人は多いはずです。結局、

  • 会社にこもって仕事をしても大きなお金を稼げない時代に入った
  • 日本にも人材の流動化(つまり会社でなく社会のために働く)の波が来た

という2点で、学者の学会と同様、エンジニアの世界にも「だいたい同じ興味を持った人の集まり」が必要となっているようです。

そして、もし自分が何かを欲しているのなら、夜の懇親会で話をつけたりアピールしたりすることが大事です。勉強会の質が高くないと懇親会にも誰も来ないので、主催側は勉強会に力を入れますから、別に参加する方は懇親会が目当てでも会は成立します。個人的には、わたくしは懇親会で自己顕示欲ギラギラの知らない人に長時間絡まれ、泣きながら家路につくことが多いので、ぜひ勉強会本体重視の人も、顔を出していただきたく・・・。つまりは、みんな懇親会はそういうものだと考えてないと悪い人が跋扈してしまうので、そういう意味でも、ちゃんと出席することが大事です。

アホな海外ドラマ風にTechLIONに参加する方法

さて、内輪から賛美して恐縮ですが、TechLIONは勉強会よりももう一歩踏み込んで、そのような夜の仕事文化の導入を推進するものだと、わたくしは考えています。参加自体は話を聞くだけなので、初めての人にも気軽にできます。


TechLION vol.12の申し込みはこちら。

  • 料金パターン1(事前予約・事前支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
  • 料金パターン2(事前予約・会場支払) 2,700円(1ドリンク700円分込)
    (当日受付にて現金をお支払いください)
  • 料金パターン3(予約なし・会場支払) 3,200円(1ドリンク700円分込)
    (※事前予約で満員となった場合、ご入場できなくなる可能性があります。あらかじめご了承ください)
  • 事前予約フォーム
    TechLION vol.12

そんな気軽な会ですが、常連の人はちょっとパーティー気分を味合うために、次の点を意識して練習してみてください。私は「キモッ!」と言って逃げますが。だってここ日本だもん・・・。あ、友の会の人は面白いのでやってください。USPヒルズ青春白書と題して・・・。

  • 初対面の人に目を合わせてニコッとしてみる。(もし次に一緒になったときに覚えていてもらえる。名前は絶対覚えてもらえないが、顔は覚えてもらえる。)これは普通にやるとキモいので、トイレとかで道を譲るときがチャンス!
  • 後日なにか一緒にやるという話にならない限りは、立ち話は1分まで。(マナーです。いろんな人と話をしなければならんのです。)
  • つまらない話をする人に絡まれたら、30秒くらいでニコニコしながら「では行きませんと」と言って逃げる。(いや、行くところなどトイレくらいしかないが・・・)
  • 登壇者に話しかけたいけど難しそうなときは、女性に頼んで後ろにくっついていく。

冗談のような、冗談でないお話でした。

えーっと、次はともちゃさんですか。エクストリームなお話、期待しております。

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