TechLIONに集うということ

こんにちは、USP研究所の上田です。

巷ではUSP友の会会長として、シェルプログラミングの普及+その他活動に勤しんでおります。今のところ、「その他活動」が9割を占めていますが・・・。

TechLIONも、「その他の活動」としてUSP友の会主催で始まりました。2011年3月31日が第一回 で、私はその準備ミーティングにいた3人のうちの1人です。ただ、vol. 1で主催団体のカシラとして一応壇上に立って以降は、当日の雑用をした後に、観客として参加しています。

だからということではないのですが、TechLIONでは、観客もイベントを構成する上で欠かせない要素です。イベントで観客の果たす役割で典型的な例と言えば、これこれが有名です。ウッドストックで誰が歌ったかというよりも、どんな奴らがどんな恰好でどんな感じで集まっていたのかの方が、私には印象に残っているわけです。そして、そういうことが時代を代表する「歴史」となって残っていくものだと考えています。

個人的には、この時代、エンジニアがこのような会に集うことになったことを、後から一つの歴史として捉えられるようになればよいと考えています。私を含め、観客が何を目的としてTechLIONに来るかはそれぞれ異なるのでしょうが、同じ時間に同じ空間に集っているわけです。そして、各個人は単に普段着で出演者の話を利いているという意識でしょうが、全体で格好イイ雰囲気を形成しています。これはシリコンバレーの働き方やTEDのフォーマットに憧れているエンジニアの考えている「格好いい」ともちょっと違う、日本発で、地に足のついたエンジニアが生み出す、唯一無二の格好良さだと感じています。

何回も言いますけど、自分の手でものを生み出す職人連中が夜に集まり、人の話を聞きながら静かにビールを飲んでる姿はやはり格好いい。友の会の集まりで雑談していて、「ちょっとTechLIONの雰囲気が良すぎて気後れするようになった」という話が出たことがあります。私自身もそう思っている部分は実はあるのですが、実際、良い雰囲気を出しているのは言っている本人たちなんじゃないかと思ったりします。

願わくは、この雰囲気を経験したことのある人がもっと増え、エンジニアの世界の外でも「TechLIONには何か時代のうねりを感じる」とまで言われるようになってほしいです。我々は集い、飲み、楽しみ、世間はカルチャーを感じる。愉快ではありませんか。

 

・・・と、大きく話を膨らませたまま、てっくんに交代します。

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